楽天三木肇監督(47)が、若手先発陣にハッパをかけた。4年目の今季、ともに11勝した早川と藤井、22年ドラフト1位の荘司、23年同1位古謝の名前を挙げ、来季の軸として期待を寄せる。「直近のドラフトで入ってきた選手たちがキャリアハイじゃないけど、どんどんどんどん、いろんな経験を積んでやっていくことが、このチームの将来に必ず必要だと思う。そこの4人なんかは、しっかり自覚してやってほしい」と力を込めた。
3年ぶりに規定投球回に到達したベテラン岸の存在も心強い。指揮官は「いろんな経験を含めて、ピッチングにどんどん味も出てきている。そこもしっかり年間通して期待してるというか、頼りにしてる部分はある」。さらに今季1軍登板がなかった辛島の復活も待ち望む。「今年、いろいろ彼なりに苦労したというか、来年、形として1軍の投球につながればいいなと願っている」と語った。
内、滝中、中継ぎから先発転向を見据える西口、ドラフト2位の環太平洋大・徳山一翔投手(22)、新外国人では前ヤクルトのミゲル・ヤフーレ投手(26)、前ガーディアンズのスペンサー・ハワード投手(28)と先発候補は多数おり、熾烈(しれつ)なローテーション争いになりそうだ。