今季J1で6位の東京ヴェルディが、ジュビロ磐田からMF平川怜(24)を獲得することが17日、分かった。クラブ間で合意に達している。
FC東京のアカデミー育ちの平川は技術の高さを買われ、17年11月1日に高校2年生で同トップチームとプロ契約。1学年下の久保建英と同時昇格し、並んで会見した逸材だ。
ただプロ入り後は壁にぶつかり、FC東京から当時J2だった鹿児島、松本へと期限付き移籍を繰り返した。そして22年8月にJ2熊本に完全移籍すると、持ち前のテクニックとセンスがさえ渡り、主将としても存在感を発揮した。
今季は磐田に移籍。ボランチ、サイドハーフでも使われ、前半戦はレギュラーとして活躍。しかし後半戦は次第に出番が減り、本来の力を見せられないままチームも18位でJ2降格となった。今季は26試合に出場して無得点。ヴェルディという新たな環境で、その才能に磨きをかけることになった。