鹿島アントラーズのコーチに、元日本代表の田中誠氏(49)が就任することが17日、分かった。
田中氏はジュビロ磐田の黄金期の主要メンバーで守備リーダーとして活躍。鹿島の中田浩二フットボールダイレクター(FD)とともに日本代表の最終ラインをけん引していた。
鹿島は今季途中から、DF出身の羽田憲司コーチが守備面を指導していたが、羽田コーチはロサンゼルス五輪を目指す日本代表で、大岩剛監督の下でのコーチ就任が決定し退団。鹿島は来季から鬼木監督の就任が決定しており、コーチングスタッフの人選で中田FDとともに代表でプレーしていた田中氏の招聘(しょうへい)が決まったという。
田中氏は現役引退後、磐田のユース監督、トップチームコーチを歴任。今季はJ2栃木SCの監督に就任したが、5月に退任していた。来季は、古巣とライバル関係にあった鹿島で鬼木新体制を支えることになる。