楽天小郷裕哉外野手（28）が16日、仙台市内の球団事務所で契約交渉を行い、3500万円増の年俸6600万円で更改した。6年目の今季は12球団唯一の全試合フルイニング出場を達成した。打率2割5分7厘、7本塁打、49打点で、安打数145と盗塁32はいずれも自己最多でリーグ2位だった。
1年を振り返り「僕もレギュラーになりたいと思って、もっともっと上の数字を目指していたので、今年初めて1年間やってみて、もう少しできたかなと思いますけど、その中でけがなくできたので、そこは良かった」と語った。
また、球団に対し「モバイルパークはパ・リーグで一番ホームランが出ていないので、テラスをつくってください」と要望したという。「僕はホームランを狙っていく選手じゃないんですけど、ちょっといい角度で上がった時に入るかなって思ったら入らないとか。そういう入るかなって思った時に入ったら自信にも成功体験にもなるので、そこの面も含めてお願いしました」と話した。
来季は楽天から自由契約となり、巨人が獲得調査に乗り出している田中将大投手（36）と対戦する可能性がある。「田中さんからよく結果を残し続けることが一番難しいことだって、この前の納会の時にも話してもらって、高いレベルであり続けられるような選手になりたい」。その上で「チームが変わるのは寂しいことですけど、対戦できるチャンスができたっていうふうに捉えてうれしく思います」と力を込めた。（金額は推定）
