巨人喜多隆介捕手(26)がオリックス若月との合同自主トレで1軍捕手争いにくらいつく。
15日、東京・稲城市内で行われたシンポジウムに登壇。5年目の来季に向けて「来年はずっと1軍に居続け、結果を残したい」と決意を語った。
オフは巨人丸に加え、オリックス若月にも弟子入りする。捕手としての考え方を吸収する。「技術はもちろん、(捕手として)考える優先順位、それぞれのピッチャーによって何をイメージしてやっているとかあると思う。いろいろ聞いて、引き出しにしたい」と貪欲にレベルアップの機会とする。
4年目の今季はイースタン・リーグで打率2割8分9厘とバットで成長を示したが、1軍出場は1試合だった。まず捕手としてのスキルを磨きながら、同時に出場機会を増やすべく一塁手としての練習も重ねる。「首脳陣の方がプランの1つとして持ってもらえれば、より使いやすくなると思う。時間はあるので。ファーストの練習だったり、この4年間できてないことをちょっとやってみて、今までと違う形でできればいい」と出場の幅を広げる。
同市内に建設中の新ファーム球場「ジャイアンツタウンスタジアム」は来年3月1日の開業を控える。同シンポジウムは「『TOKYO GIANTS TOWN』を地域の力に!」と題し、「野球選手と夢の実現」をテーマに巨人伊藤とトークを展開した。目標の実現に「思い切って口に出してみるのもいい」と喜多。1軍定着を目指していく。