プロ野球ウエスタン・リーグくふうハヤテが、西武を戦力外となった鈴木将平外野手(26=静岡高出)を獲得することが15日、関係者への取材で分かった。16日にも、球団から来季の加入が発表される見込みだ。
富士市出身の鈴木は、静岡高から16年ドラフト4位で西武に入団。19年から毎シーズン1軍で出場を続け、23年には自己最多の72試合に出場した。しかし、プロ8年目の今季は1月のオフに受けた左肘クリーニング手術の影響もあり、33試合で打率1割9分1厘にとどまった。
先月14日の12球団合同トライアウトに参加するなど、新天地を模索する左の巧打者に、くふうハヤテがオファー。鈴木も熟考の末に、地元球団への入団を決断したようだ。このまま正式契約を結べば、地元静岡でセ・パ12球団への復帰を目指すことになる。
県内初のプロ球団として誕生したくふうハヤテは、育成に加えて「再生」もテーマの1つに掲げる。今年9月には、元オリックスの西浜勇星投手(22)がヤクルトへ育成契約で移籍し、セ・パ12球団への復帰を果たしている。