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佐々木朗希争奪戦にダルビッシュが出馬の意思!「WBCで多くの時間を一緒に過ごした」


ロッテの佐々木朗希投手がポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指している中、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が佐々木獲得を支援する意向を示した。ダルビッシュはパドレスとの獲得交渉に参加する考えを明確にしており、地域貢献活動の場で明言した。現在、佐々木には20以上の球団が興味を示している。中でも、ダルビッシュとともにWBCで佐々木を指導した実績があることから、彼の参加は大きな後押しとなる可能性がある。一方、マリナーズもイチロー氏に獲得交渉参加を依頼する見込みであり、日本のレジェンドが参戦する可能性も浮上している。佐々木自身の意思を尊重することが最終的な決断となるが、争奪戦は激化している。

23年2月、ウオーミングアップをしながらダルビッシュ(左)と言葉を交わす佐々木

ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の争奪戦に、パドレスのダルビッシュ有投手(38)が出馬の意思を示した。球団の地域貢献活動に参加した13日(日本時間14日)、「ジ・アスレチック」の取材に応じ、パ軍が佐々木と獲得交渉を行う際には同席する意向と明言。佐々木獲得を熱望する球団を、強力にサポートすることになる。

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佐々木争奪戦に、強力なキーマンが出馬する可能性がまた浮上した。佐々木には20球団以上が興味を示し、大争奪戦の様相。その中でマリナーズは、球団の会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(51)に獲得交渉参加を要請する見込みだと、地元紙が伝えていた。日本のレジェンドが直接勧誘に出馬するとなれば大きなアピールとなるが、ダルビッシュも昨年3月のWBCで優勝した侍ジャパンで、投手陣を引っ張った存在。佐々木ら若手にアドバイスをするなど、頼れる先輩だった。

ダルビッシュはこの日、サンディエゴの地元小学生と一緒にクリスマス用の買い物をする地域貢献活動に参加。その場で同メディアのデニス・リン記者の取材に応じ、通訳を通して「(佐々木と)面談の機会があり、球団から要請されたら、喜んで参加する。オフシーズンはサンディエゴにいる」と一肌脱ぐつもりであることを明言した。佐々木のパ軍入りについては「もしそうなったら、個人的にもうれしい」と歓迎した。

ただし、佐々木の移籍先選びの決断に自分がどれだけ影響力を持つかについては「それほど大きいとは思わない。彼は、自分自身が何を望んでいるかを知っている。最終的には彼が決断することになる」と、あくまで佐々木本人の意思を尊重する考え。それでも、佐々木とともに戦ったWBCを振り返り「多くの時間を一緒に過ごし、たくさんの話をした。彼とは、とても良い会話ができた」と距離の近さをうかがわせた。同記者によると、パ軍はダルビッシュのサポートを全面的に期待しており、佐々木獲得に全力を注ぐ見込み。争奪戦の行方が注目される。

◆佐々木争奪戦の現状 獲得に興味を示しているのは20球団以上あり、ドジャース、パドレス、カブス、メッツ、フィリーズ、ヤンキースなど強豪や資金力のある人気球団の名前が有力候補として挙がっている。だが代理人のジョエル・ウルフ氏は小、中規模球団にも可能性があると言及し、実際にタイガース、ツインズ、レッズ、ホワイトソックスなども争奪戦参戦を表明。同氏は10日の時点で、すでに3、4球団からプレゼン資料が届いたと明かしており、16日以降に候補の各球団と直接面談に臨む予定となっている。

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