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【ソフトバンク】川瀬晃が弟堅斗と師弟関係へ「立場は一緒。切磋琢磨」兄弟自主トレで打力アップ


ソフトバンクの川瀬晃が、オリックスの弟・堅斗と共に自主トレーニングを計画していることを明かしました。兄弟は大分で来年1月に合同トレーニングを行い、お互いに切磋琢磨する意向です。川瀬晃は自身の打撃能力向上を目指し、打ち込みを重視することを決意。そのため、弟と共に“生きた球”に慣れることで、試合での信頼を得たいと考えています。今年は105試合に出場しましたが、打撃成績が課題として残りました。ハワイでの優勝旅行に両親と参加し、家族との時間を満喫した川瀬は、レギュラー獲得を目指した意欲を新たにしています。

夕暮れのビーチでアロハポーズを決める川瀬(撮影・只松憲)

ソフトバンク川瀬晃内野手(27)が兄弟で師弟関係を結ぶことを明かした。来年1月の自主トレは、実弟のオリックス川瀬堅斗投手(22)と地元の大分県内で行う予定。ハワイでの優勝旅行中に取材対応し「レギュラーが確約されていない2人なので立場は一緒。兄弟で切磋琢磨(せっさたくま)しながら」と二人三脚を誓った。

課題は「結局は打たないと試合に出られないというのは、ここ何年も痛感しています」と明確だった。今季は自己最多105試合に出場も、打率2割6分1厘。得点圏打率も2割3分5厘で7打点に沈んだ。「信頼を得られる選手になりたい。そういう選手がレギュラーへの近道」。勝負強さを身に着けるため、今オフから打ちこみに重点を置く。弟と自主トレに励むのは、現役投手の“生きた球”を早期から見るためだ。「弟も指先の感覚を確かめられたらと言っていたので」。兄弟で川瀬家を盛り上げていくつもりだ。

中学生以来というハワイは「1年間1軍に帯同して味わう初めての優勝旅行は別格。何より両親と来ているので、両親が喜んでいる姿を見ることができたのが本当に良かったです」と笑顔を見せた。内野全ポジションが守れるユーティリティープレーヤーだが、便利屋で終わるつもりはない。「プロ野球選手である以上は誰もがレギュラーを目指す。最初から控えでっていう人はいないと思う。野手だったら8つのポジションがあるので、そこを目指して今も練習してますし、そのつもりでシーズンは迎えたいと思います」と来季を見据えた。(ホノルル=只松憲)

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