現役ドラフトでソフトバンクから日本ハムへ移籍した吉田賢吾捕手（23）が13日、入団会見に臨んだ。背番号は「60」に決定。
会見に同席した木田優夫GM代行（56）は吉田を評価したポイントを問われると「バッティングを高くずっと評価していた。今回の現役ドラフトでは（他球団が提出したリストに）出ていたメンバーの中でトップクラスの評価をしていたので、指名させてもらいました」と説明。「コンタクト能力も高くて長打も出るバッターだと思うので、バッティングでファイターズを優勝に導いてほしい」と期待した。
現役ドラフトでは昨年の水谷瞬外野手（23）に続いてソフトバンクから2年連続の指名となった。その水谷は今季大ブレークを果たし、22年に行われた第1回現役ドラフトではソフトバンクから阪神へ移籍した大竹も大活躍。それを踏まえた今季あの現役ドラフトだったのかと問われた木田GM代行は「それはないです」と即答で否定。「ソフトバンクの選手が活躍しているから、ソフトバンクの選手を取りにいこうってのは特にない。ただ単純に、本当に吉田君の能力を評価してっていうことです」と説明した。
◆吉田賢吾（よしだ・けんご）2001年（平13）1月18日生まれ、横浜市出身。横浜商大高では1年秋からベンチ入りも、甲子園出場なし。桐蔭横浜大では神奈川大学リーグでMVP2度。22年ドラフト6位でソフトバンク入団。23年10月1日の日本ハム戦で初出場。今季7月5日楽天戦でプロ初安打。推定年俸850万円。181センチ、94キロ。右投げ右打ち。
