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【高校野球】中越バッテリー進路決定 強肩強打の元主将・樋口優志は東海大「大学日本一を狙う」


中越高校のバッテリー、投手高橋駿臥と捕手樋口優志の進路が決定しました。高橋はイースタン・リーグに所属するオイシックスに入団し、プロ野球選手を目指します。一方、樋口は東海大学に進学し、首都大学野球リーグでの活躍を目指しています。樋口は体作りにも熱心で、筋トレや木製バットを使用した練習で自分を鍛えています。中越高校では主将としてチームを引っ張り、夏の新潟大会では4強に導きました。さらに、将来の目標としてNPBでのプレーを視野に入れ、大学での経験を糧に成長することを目指しています。監督の期待も高く、潜在能力を引き出そうとしています。

オイシックスに入団する高橋(左)と東海大に進学する樋口の中越バッテリー

夏の甲子園に11度出場の伝統校で、今夏の新潟大会ではベスト4の中越のバッテリーの進路が明らかになった。高橋駿臥投手(3年)はイースタン・リーグ、オイシックスに入団。5番打者で主将だった樋口優志捕手(3年)は首都大学野球1部の東海大に進学する。ともに将来のNPB入りを目標に、上のステージで野球に打ち込む。

<樋口優志>

夏の大会時に82キロだった樋口の体重は86キロに増えた。「体を大きくしておかないと」と、部活引退後も週4日の筋トレで体力アップを図ってきた。打撃練習では木製バットを使用。「しなりを生かせるので自分にあっている」と好感触を得ている。

東海大での最初のターゲットを大学日本一に定めた。全日本大学選手権4度優勝の名門。ただ、今秋の首都大学野球1部では5位と、いまひとつだった。「自分が主軸になって、高校で果たせなかった全国制覇を成し遂げたい」と強気だ。本田仁哉監督(48)も「潜在能力は高い。まだまだ伸びる」と期待を寄せる。

1年時に故障で出遅れたが、2年から頭角を現した。広角に長打を放つ5番打者で、投手陣を強肩と好リードでまとめる捕手。何より存在感抜群の主将だった。猛練習に進んで取り組み、チームメートを叱咤(しった)する分、日常生活から自分を律した。甲子園には届かなかったが、昨秋、今春と県大会4回戦敗退だった中越を、夏は4強に押し上げる原動力になった。

そのリーダーシップを土台に大学で実力を磨く。「相手が嫌がる配球と判断力が大切になる」と課題を挙げた。名門で過ごす4年間の先に「捕手としてNPBで野球をする」というプランがある。【斎藤慎一郎】

◆樋口優志(ひぐち・ゆうし)2006年(平18)7月2日生まれ、妙高市出身。新井小6年から野球を始める。新井中では県大会ベスト4。中越に入学し、2年の春からベンチ入り。2年秋から主将を務め、背番号「2」。好きなプロ野球選手は巨人坂本勇人。178センチ、86キロ。右投げ右打ち。

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