中日柳裕也投手(30)が11日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、3800万円ダウンの1億1000万円で更改した。
順調にいけば来季中に国内フリーエージェント(FA)の権利を取得するが、球団から提示された複数年契約ではなく、単年勝負を選択。「(FAについては)取ったときに初めて考えればいいと思っています。(今季は)振り返るところを探すことが難しいほど、何もできていないシーズンになった。反省はたくさんした。前を向いてやっていきたい」と来季を見据えた。
プロ8年目の今季、初の開幕投手に指名されながらも、4勝どまり。昨季は勝ち星こそ同じ4勝ながら、158回1/3を投げ、防御率2・44でローテーション投手としての役割を果たした。しかし、24年シーズンは16試合67イニングで防御率3・76。2軍調整も経験するなど、不本意な結果に終わった。
「自分の立場は自分が1番わかっている。今年、自分でいろいろと感じたことをぶつけていきたい。まずはキャンプからアピールしていきたい」
21年に最優秀防御率&最多奪三振の2冠を獲得した右腕が初心に戻って、逆襲に出る。(金額は推定)