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【オリックス】現役ドラフトで広島移籍の山足達也「環境を変えてやってみたい気持ちもあった」


オリックスから広島へ移籍が決まった内野手の山足達也(31)は、移籍に驚きつつも新たな環境での活躍に前向きな姿勢を見せました。オリックスで7年間、スーパーサブとして283試合に出場した山足は「人生にとってプラス」と語り、パ・リーグとセ・リーグの両方を経験できることを喜んでいます。過去数年は1軍の舞台での打席の機会に飢えていたとし、広島では守備や走塁以外にも打撃でアピールしたいと意気込んでいます。チームのスピード感ある野球スタイルと自身のストロングポイントで積極的にプレーを見せたいとしています。11月中旬には広島での入団会見が予定されています。

オリックス山足達也(2024年7月21日撮影)

現役ドラフトから一夜明け、広島移籍が決まったオリックス山足達也内野手(31)が10日、大阪・舞洲の球団施設に姿を見せた。室内練習場などでトレーニングし、チーム関係者と握手してあいさつする場面も見られた。「聞いた時はびっくりしました。でも、前向きな気持ちの方が強いかもしれないですね。自分の中ではちょっと環境を変えてやってみたい気持ちもここ数年あったのは、正直な気持ちなんで」との胸中を打ち明けた。

大阪桐蔭、立命大、ホンダ鈴鹿を経て、17年ドラフト8位で地元大阪の球団に入団。7年間で283試合に出場した。スーパーサブ的な位置づけで貢献してきた。「オリックスという球団はもちろんめっちゃ好きですし、寂しい気持ちはありますけど、僕の人生にとってはプラスというか。なかなかこの世界で2球団行ける人間も少ない。パ・リーグ、セ・リーグ両方を経験できるっていうのも少ないですし。野球人としてだけじゃなくて、人間的にもプラスなのかなと思ってます。7年間やっていろんな先輩、後輩に恵まれて、それが一番の僕の財産。寂しい気持ちはありますけど、やることは同じなので、球場で、やっぱり1軍の舞台で会いたいなという気持ちが強いですね」と続けた。

新天地ではポジションを奪いにいく。「ここにいたら、山足はこういう選手というのはある程度固まってる。それがまた新しい環境で、自分にとってはチャンスなのかわからないですけど、という気持ちですね。僕、ここ数年は1軍の世界で打席に飢えていたので。ピリピリした場面で打席に立ちたいという思いがここ数年はあった。自分のストロングポイントは守備、走塁なんですけど、打って試合に出て、打席をもらってというのが一番強い気持ちですね」と、打撃を印象づけたいと意気込んだ。

広島のイメージについては「スピード感ある野球だと思う。チーム全体がスピード感があってというイメージで、僕のストロングポイントもそこなので。そういう選手も多い中で、どんどんアピールしてやっていきたいなと思います」と語った。

来年2月に第2子が誕生予定と明かし「31歳になって初めて人生で1人暮らしするかもしれないですね」と笑顔を見せた。近日中に広島で入団会見を行う予定で、12月中は舞洲のオリックス施設でも自主トレを行う見通しだ。

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