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西武投手陣の某「委員長」で鋭い眼光光らせた本田圭佑が現役ドラフトでオリックスへ/こんな人


西武ライオンズの本田圭佑投手(31)がオリックスに移籍することが決まりました。移籍のニュースが報じられる中、本田がかつてペットボトルにまつわるチーム内の問題を解決したエピソードが話題となっています。春のキャンプ中、本田は使用済みのペットボトルの放置問題を解消する"ペットボトル委員長"として責任を果たしました。彼の鋭い眼光とひげのある見た目から、キャンプ地には警告ポスターが貼られ、効果を発揮しました。彼は地元仙台のラーメンを愛好し、かつては名前のことで悩んだこともあったと振り返ります。優れたユーモアと地元への愛着を持つ本田が、新天地オリックスでどのように活躍するのか注目されます。

西武本田圭佑(2024年8月23日影)

<こんな人>

日本野球機構(NPB)は9日、この日実施された現役ドラフトの結果を発表し、西武の本田圭佑投手(31)はオリックスへの移籍が決まった。

今春の南郷キャンプで本田に“にらまれた”。本人に、ではない。ブルペンの扉を開けた瞬間、本田の鋭い眼光が強調され「警告」と書かれたポスターが貼ってあった。

背景は23年シーズンにさかのぼる。ブルペンに置き忘れや捨て忘れのペットボトルが頻発し、問題視されつつあった。とっさの登板もあるし、ブルペンへの置き忘れは致し方ない側面もある。

とはいえ問題解決を-。豊田清投手コーチ(53)は「本来は全員が責任を持ってやるべきことだけれど、誰かを係にしようと。若いやつにやらせたらあれだし、そうしたらポンちゃん(本田)が適任で。あのひげ面、いいんじゃないかと」と本田をペットボトル係に任命。月日を経て、いつしか肩書もペットボトル委員長になった。

デザインに興味のある与座海人投手(29)がアイパッドのアプリを起用に操って啓発ポスターを作り、キャンプ地の目立つ場所に何枚も貼った。本田は「(誰かしらの)ひと絡みが毎日ある、って感じです」と苦笑いしながらポスター効果を口にしていた。

与座が言う。

「本田さん、あ、違う。本田会長、めっちゃ乗り気で素材撮影に協力してくれたんですよ。表情まで作ってくれて」

鋭い眼光にひげ。一般的には“コワモテ”に入るけれどちゃめっ気もある人だ。宮城・仙台出身で、地元の「仙台っ子ラーメン」が大好き。「ソウルフードです。中学の時に職場体験でも行ったことがあるんですよ」と懐かしそうに話していた。

なお、本田圭佑の名については高校時代、3年夏に宮城大会で敗れた試合後に日刊スポーツなどの取材にこう答えている。

「なんで同じ名前なんだろうって悩みました。名前を超えることはできなかったけれど、幸せな高校野球でした。今となっては、この名前が好きです」

愛すべき委員長・ポンちゃんが「本田圭」になって、オリックスへ行く。【金子真仁】

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