starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【日本ハム】“リアルドカベン殿馬”来た?ドラ5山県秀が魅せる「見て楽しいと思えるプレーを」


ドラフト5位で日本ハムに入団した山県秀内野手(22)は、ピアノと器械体操を特技とし、アクロバティックな守備を見せる遊撃手として注目されています。新入団選手ウェルカムイベントで彼は、野球漫画『ドカベン』のキャラクター・殿馬に例えられ、ファンを魅了するプレーを目指すと意気込みを語りました。ピアノの経験から培ったリズム感と器械体操で鍛えられた空間認知能力が彼の好守に活かされているといいます。大学時代から得意とするセーフティーバントと打撃で、観客を楽しませる実力を持つ山県は、新庄監督からも1軍スタートを示唆されています。

あいさつするドラフト5位の山県(撮影・黒川智章)

“リアル殿馬”になる。日本ハム「新入団選手ウエルカムイベント」が8日、エスコンフィールドで行われた。ドラフト5位の早大・山県秀内野手(22)はアクロバティックな守備で魅せる遊撃手。ピアノと器械体操が特技で球団から「野球漫画ドカベンの殿馬がファイターズにやってきました」と紹介された。指先から足先まで、研ぎ澄まされた感覚を生かした守備と打撃で、ファンをとりこにする。

   ◇   ◇   ◇

人気漫画の世界から飛び出してきたかのような“芸術的遊撃手”山県が、プロでの躍動を思い描いた。大渕スカウト部長は「昭和の人気野球漫画ドカベンの殿馬がファイターズにやってきました」と紹介。山県は「殿馬は奇想天外で型にはまらない。そう言われるのはうれしい。自分の中では想定内の動きなのですが、ファンの方が見て楽しいと思えるプレーをこれからもできたら」と意気込んだ。

ピアノは小2から始め、早大2年まで週1回、教室に通っていた。得意な曲はショパンの幻想即興曲。「ピアノは目で楽譜を見て両手両足動かす。無意識に同時に動かす。無意識になるまで練習をするっていう面で、しっかり野球につながっている」。6歳から小6までは器械体操も習っており「自分の空間認識能力だったりとかは、そこで鍛えられたかなと」。リズム感を生かした器用な身のこなしが、好守の源だ。

殿馬といえば、華麗な守備に加え、秘打も武器。山県はセーフティーバントが得意で「大学時代のコーチに常に狙っていけと言われたので、意識してやってました」。あくまで「本業はバッティング」と言うが、意表突く状況でのバントでもファンを魅了しそうだ。

新庄監督は春季キャンプで新人の1軍スタートは「ない…あ、でも内野手は」と唯一内野手の山県の1軍スタートを示唆。早大学院出身の秀才で、現在は早大商学部に在籍。卒業論文は「会社の投資リスクについてやってます」と、頭脳も明晰(めいせき)なルーキーが、球場を舞う。【永野高輔】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.