今季限りで現役を引退する浦和レッズDF宇賀神友弥(36)が、最終節のアルビレックス新潟戦(8日、埼玉スタジアム)の出場へ意欲を見せた。
宇賀神は「100%で今までやってきたからこそ、自分のやれることはやりきった。スッキリしてます」と話し「出るか分かりませんが、ファーストプレーから激しくいかせていただきます」と、最後の試合で真骨頂を見せる意欲を口にした。
引退後の仕事は未定だが、夢は浦和のGM(ゼネラル・マネジャー)になること。引退会見でGMの夢を語ったことで、複数の社会人リーグから「うちで初めてみませんか」との誘いを受けた。「反響はあるなと思います。もちろん選択肢の1つ。僕のサッカー人生もそうですけど、コツコツ実力を付けて、最後に帰ってくるのが自分らしいかなと」と話した。
宇賀神は昨季までJ3岐阜でプレー。カテゴリー問わず、ピッチで肌を合わせた相手で「この選手、伸びるな」と感じた選手が次々とステップアップしていったことで、スカウトの眼力には自信を持つ。「肌感は持ってるなと思いますが、ピッチレベルでなく、上から見るときにどうなのかなと。今から、どこまでできるかが楽しみ。あとは決断力、判断力が必要になる。それもこれからどうなっていくか、楽しみ」と話す。
同じく現役を引退するFW興梠慎三(38)は、監督志望を掲げている。究極な夢は、宇賀神が浦和GMで興梠を浦和の監督に招聘(しょうへい)すること。「それが一番理想」と、将来の青写真を描いた。