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【西武】大型新人ドラ4林冠臣が周囲の視線くぎ付けに 握力95キロのパワーで「飛ばす選手に」


西武ライオンズは新入団選手発表会で台湾出身の新人選手、林冠臣(21歳)を紹介しました。彼は身長195cm、体重105kgの恵まれた体格を誇り、ホームラン王を目指すスラッガー候補として期待されています。林選手は中学時代に野球を始め、ヤンキースのアーロン・ジャッジに憧れてプロの道を選びました。高校から日本に来て日本プロ野球の世界に挑戦、目標を明確にし、親への感謝を述べました。台湾代表としてプレーするという夢も持ち、来年からのチームへの貢献、特に開幕戦スタメン入りと数多くのホームランを意欲的に誓っています。

新入団選手発表会で握手を交わす林(左)と西口監督(撮影・横山健太)

台湾出身の大型新人が、獅子のスラッガー候補に名乗り出た。西武ドラフト4位の日本経大・林冠臣(リン・クァンチェン)外野手(21)が1日、埼玉・所沢市内の商業施設「エミテラス所沢」での新入団選手発表会に参加。身長195センチ、体重105キロの体格で周囲の視線をくぎ付けにした。新人離れしたスケール感に大きな期待が膨らむ中、目標は「ホームラン王」と宣言。外崎らが付けた背番号「44」を背負い、来年の開幕スタメンの座を狙う。

野球を始めてからわずか8年で、プロ野球の世界に駆け上がった。小学校までは走り幅跳びの選手だったが、中学2年で野球へ転向した。これを後押ししたのが、ヤンキースのアーロン・ジャッジだった。中学2年時に米国を訪れ、メジャーの試合を観戦。ジャッジの打撃に大きな衝撃を受けた。「フリーバッティングから全力で振ってないように見えるんですけど、あれだけ飛ばすのはすごいなと思いました。将来自分もそういう選手になりたいなと思いました」。興奮は今も脳裏に焼き付いている。

ジャッジのようになりたい。そんな一心で野球に打ち込んできた。甲子園に憧れ、両親も賛成してくれて高校から日本へ来た。これまでの足跡を重ね合わせ「高校から日本に来させてもらっているのも親のおかげです。すごく感謝したい。継続すれば必ず夢はかないます」とかみしめた。

台湾は先の「プレミア12」で日本を破り初優勝を遂げた。林もいつか台湾のユニホームを着てプレーしたい思いを胸に秘め「やっぱり1度でもいいんで台湾代表入って世界一になりたい」。握力95キロのパワーを売りに「来年の開幕スタメンを勝ち取って、ホームランをたくさん打ってチームに貢献したいと思います」。大きな夢に向かって1年目から躍動する。【平山連】

◆林冠臣(リン・クァンチェン)2002年12月30日、台湾生まれ。中学2年で野球を始め、甲子園に憧れ日南学園(宮崎)に留学。日本経大では1年でスタメンを勝ち取り、4年春に才能が開花。打率4割2分9厘、4本塁打でベストナインを獲得した。趣味はゲーム、特技はバスケットボール。今季推定年俸1000万円。195センチ、105キロ。右投げ右打ち。

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