中日中田翔内野手(35)が、腰痛打破へ新兵器を導入した。今季は右太もも裏の故障を皮切りに腰痛に悩まされ、出場62試合で4本塁打、21打点、打率2割1分7厘の成績。攻撃力アップの切り札と期待されたが、不発に終わった。
「(家の)ベッドは足とか、背もたれとか動くヤツに変えた。今までは横向きで寝ないと腰がしんどかった。足を高く上げたりとか、ちょっと上体起こして寝たりとか、自分の楽なポジションで寝られる」。長男、次男と添い寝を続けているため、高級電動ベッドを2台購入し、並べてキングサイズ仕様にしている。
「スイングや、守備に就いててもそうやけど、常にやっぱ腰が気になる状態にあったから。年もあるんだろうけど、初めての感覚。負担を減らすために体重を落とさないといけない」。シーズン終盤からダイエットにも取り組み、120キロ近くあった体重を100キロ前後まで絞り上げた。
チームは井上新監督の下で、3年連続最下位からの脱却を目指す。「不安なくバットを振れるように」。キレのある体と、快眠を手に入れた和製大砲が、来季の完全復活を見据えた。【伊東大介】