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【阪神】下村海翔が高橋、才木らトミー・ジョン手術の経験者から貴重なアドバイス授かる


阪神タイガースの若手投手、下村海翔(22)は、今年4月に受けたトミー・ジョン手術後のリハビリについて、同様の手術経験者から得たアドバイスをもとに取り組んでいる。先輩投手の高橋や才木から、リハビリの過程やトレーニング方法を学び、「術後の約4か月間は順調にいくが、投げ始めると異なる反応が出る可能性があるため、肩のインナー強化が重要」とアドバイスを受けた。現在、下村は術後の炎症もなく順調に回復しており、鳴尾浜での強化指定練習を中心に、ショートダッシュや肩周りのウエートトレーニングを行っている。彼は12月中に立ち投げ、春のキャンプまでに投球練習に進むことを目指しており、来季の1軍登板に向けて取り組んでいる。

鳴尾浜球場でダッシュする阪神下村(撮影・上山淳一)

金言を胸に羽ばたく! 阪神下村海翔投手(22)が28日、トミー・ジョン手術の経験者から貴重なアドバイスを授かったことを明かした。高橋、才木ら先人たちから経過やトレーニング方法などを学んだという。

「投げられない術後の約4か月間は意外と順調にいく。投げ出したら人それぞれ炎症とか反応が出てくるので、肩のインナー強化を勧められました。肩のコンディションが悪いと肘にも負担が出てくるので」

自身は今年4月に「右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)」を受けた。「大事なのは患部の肘ではなく肩」。同じプロセスを歩んだ先輩2人だからこそ分かる言葉の数々は、生きた教材に違いない。

プロ1年目を終えた後輩は「今のところ炎症もなく順調です」。この日は鳴尾浜で強化指定練習に参加し、ショートダッシュや肩周り中心のウエートトレーニングなどで約2時間汗を流した。「12月中に立ち投げ、春のキャンプで投球練習ぐらいの段階までいけたらいいなと思ってやっています」。来季中の1軍登板を目指し、今オフも鳴尾浜で練習を続ける。【山崎健太】

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