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イチロー氏も興味津々「まぁー変わらないじゃないですか」武豊騎手の体重維持の秘訣


武豊騎手とイチロー氏が初の対談でトレーニングのこだわりについて語りました。イチロー氏は引退後も毎朝のトレーニングを欠かさず、当日の気分でメニューを決めていると述べ、武豊騎手の変わらない体形にも触れました。イチロー氏はかつて筋肉増量を試みたが、パフォーマンスに影響が出た経験を語り、現在は可動域を広げるトレーニングに切り替えたと説明しました。武豊騎手も過去にウエートトレーニングの経験があるが、自分には合わないと感じて止めたと述べています。両者ともトレーニングによって本来のバランスや感性を失いたくないことを強調しました。イチロー氏はバランスと感性をさらに伸ばす可能性のあるトレーニングのみを追求しています。

武豊騎手(左)とイチロー氏(2024年11月24日撮影)

JRAは28日、特設サイトで「ICHIRO MEETS KEIBA MOVIE」の公開を開始し、武豊騎手(55)とイチロー氏(51=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)が特別対談を行った様子をアップした。イチロー氏がオリックス在籍時に知り合い、親交の深い2人だが対談は初だという。

第1回のテーマは「トレーニングにおけるこだわりとは」。引退後も毎朝のトレーニングを欠かさないイチロー氏は、「その日、その日の気分で」練習メニューを決めるという武豊騎手の体形に着目した。

イチロー氏 武さんの体形見てたら、まぁー変わらないじゃないですか。

武豊騎手 そうですね。何十年、変わらないですね。

イチロー氏 (トレーニングを)気分でやっている人の体形に見えないわけですよ。かと言ってゴリゴリにやって体重増えちゃうのはだめじゃないですか。ジョッキーとして背はある方ですもんね。

武豊騎手は「体重だけは一応気を付けながらですけど、あとは決まったことはないですね」と説明。イチロー氏もプロ入り後、トレーニングで体重、筋肉量を増やそうとした時期があった。「実際にやると大きくなる。でも野球のパフォーマンスにまったく直結しないんですよね。むしろ邪魔になってバット振れない。スピードも落ちる。なんにもいいことないです。それに気がつくのに5、6年かかった」と説明した。その後、実家の建て直しを契機に、可動域を広げるマシンと出会い、現在のトレーニングにいき着いたという。

武豊騎手は「僕もウエートを筋肉をつけたいと思ってやったんですけど、体重も重くなったし、自分の体のしなやかさが下がったかなと気がついて、そこからやらなくなりましたね。まだ20代ですね。自分には合ってないという気がして」と経験を語った。

最後はトレーニングのこだわりについて問われ、イチロー氏は「トレーニングによって本来持っているものを失いたくない。あくまでも自分が持っているバランスとか感性をさらに伸ばす可能性があるものしか僕はやりたくない。バランスと感性は大事ですね」。

武豊騎手は「僕はそんなに無理はしない。こだわりというか、続けたいので嫌なことはあまりしないようにしてます」と語った。

イチロー氏は24日に行われたジャパンカップで表彰式のプレゼンターを務め、ドウデュースで制した武豊騎手と抱擁を交わしていた。

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