阪神岩崎優投手(33)が22日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の2億円で更改した。
23年から4年総額8億円の契約を結んでおり、来季が3年目になる。球団からは1年間の貢献と、ルーキー時から毎年投げ続けていることの評価を受けた。
「よく頑張ってくれたということでしたけど、もうちょっとできたかなと思うところもある。最低限という感じ。すごく悪かったとは思わないけど、数字の面でほかのブルペン(投手)に負けてしまったところがあって」と半分納得といった様子で回顧した。
ハビー・ゲラ(29)とのダブル守護神だった今季は「新しい経験だった」と23セーブ、17ホールドの成績だった。2年連続5度目の60試合登板とフル回転した。3年連続の20セーブは球団では藤川球児監督(44)の6年連続以来。
ブルペンリーダーとしての存在感は大きく、同監督からは来季の抑え構想を直接告げられている。
「9回で今のところは考えているよ、と。正直、ちょっとびっくりした面もあったんですけど、引き締まりました」
藤川監督には、現役当時から多くの教えを受けて成長してきた。「いろいろ言えたらいいんですけど(影響は)全部という感じになってしまう。取り組み方、考え方…」と、自分にとっての存在の大きさを表現した。
来季の最大目標には、個人成績よりも5奪回を挙げた。「とにかくチームが勝てれば。勝つことです。今年は2位だったので」と力を込めた。(金額は推定)