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【西武】西口監督「昔の方が練習では厳しさはかなりあった」秋季キャンプは執念植え付けへ秘策


西武ライオンズの新監督に就任した西口文也氏が、チーム再建に向けた意気込みを語った。西武は今季球団史上ワーストの91敗を喫し最下位に沈んだ。西口氏は、厳しい練習と緊張感のあった過去のチームを振り返り、実践的な練習の重要性を強調。「紅白戦」を導入し、実戦的な感覚を養うことを重視している。また、勝利への執念を植え付けるため、負けたチームには徒歩移動を課すなどの取り組みを行っている。西口監督は「ファンに楽しんでもらえるよう、1点でも多く取って勝利を目指したい」と語った。

西武西口文也新監督(2024年10月11日撮影)

西武西口文也監督(52)が20日、NHK「ニュースウオッチ9」に出演し、チーム再建への思いを語った。

23年の5位から巻き返しを狙った今季は、球団史上ワーストの91敗で最下位に沈み、10月9日に西口ファーム監督の1軍監督就任が発表された。2年連続の低迷を振り返り「ファーム監督として上の試合はテレビで見たり、映像で見たりもしてましたけど、私自身も“どうしたのかな”って、クエスチョンがついてる部分もありました。自分が入った当時っていうのは、練習面でももっと今まで以上に厳しさはあった。今はすぐにどうしても『時代だ』という風になってしまうので、あまり強くは言えませんが昔の方が練習では厳しさはかなりあったし、緊張感もありました」と語った。

10月30日からは宮崎・南郷と埼玉・所沢に分かれての秋季キャンプ。野手中心の南郷キャンプに帯同した西口監督は、ピッチングマシンを使った「紅白戦」を実施した。「毎日実践的な練習を取り入れて、考えながらやってもらわないと向上しないんじゃないか。守備も実戦的な感覚を毎日養えると思う。打って走る、走塁もそうですし、間を抜けた外野のカットのつなぎとか、フライが上がった時の声の連携とか、毎日実戦的な練習ができる」と意図を語った。また、勝利への執念を植え付けるため、負けたチームは球場から宿舎までの3キロの道のりを徒歩で移動させた。

来季の巻き返しに向けて「1年間もちろん選手は必死にやってるんですけどね。ファンの方にも1年間最後まで野球を楽しむ、ライオンズの野球を楽しんでもらえるぐらい頑張っていきたいと思っています。来年は何としてでも1点でも多くとって、勝ちにいきたいと思う」と話した。

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