ドジャースの前一塁コーチで、マーリンズの新監督に就任したクレイトン・マッカロー氏が、米専門テレビ局MLBネットワークの番組に19日(日本時間20日)までに出演し、前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成したドジャース大谷翔平投手(30)と盗塁数アップに取り組んだ二人三脚のシーズンを振り返った。
「キャンプのとき、今季打者に専念するショウヘイが盗塁能力を高めたいという強い意志を持っていると感じた。彼は本当に野球のことで頭がいっぱいという選手」と語り「彼の能力を引き出すために私もベストを尽くし、シーズンが進むにつれて共闘するパートナーのような感覚になった」と、最高のコーチと選手の関係になったことを明かした。
「彼は走る練習に集中的に取り組み、彼のおかげで私自身もコーチとしてレベルアップできた」とし「彼と一緒にビデオを見て、投手としての彼の見方、選手の体の動きに関する独特な視点、けん制をするときのしぐさの見分け方などを聞くのは楽しかった。今季の彼の活躍は、称賛に値する」と振り返った。
マッカロー氏は現役時代に捕手としてマイナーリーグでプレー後、ブルージェイズ傘下マイナーで監督を務め、21年からドジャースでコーチとして指導。今季レギュラーシーズン後、マーリンズの新監督候補に浮上し、ワールドシリーズ終了後の11日に監督就任が発表された。