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【西武】高橋光成、オフは菊池雄星プロデュースの新施設で2カ月鍛錬 「全てをかけて臨みたい」


西武ライオンズの高橋光成投手は、秋季キャンプを無事に終え、新設されたトレーニング施設「King of the Hill」で復活に向けた基盤作りを図ります。今オフ、高橋は先輩の菊池雄星がプロデュースしたこの施設で自主トレを行う予定です。一施設でピッチング、ウエートトレーニング、データ分析までが可能で、多面的な鍛錬が期待できます。高橋は今季0勝11敗、防御率3.87という厳しい結果に終わりましたが、経験を生かし来季に向けて調整を進める意向です。彼は体の使い方やスピード強化にフォーカスし、エースとしての復活を目指します。西口新体制の下、来季は大躍進を誓い、全力でシーズンに臨む決意を新たにしました。

取材に応じる西武高橋光成(撮影・黒須亮)

西武高橋光成投手(27)が、新設された「虎の穴」で巻き返しへの土台を作る。

この日は秋季キャンプ最終日。9月10日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で左脇腹を痛めていたが、今キャンプ2度目のブルペン入りで、捕手を座らせて19球を投じた。「まずケガなく終えられたので良かった。(状態は)戻そうと思ってないので、良くしようと思ってるので」と万全を強調した。

今オフは西武の先輩・菊池雄星投手(33=アストロズ)がプロデュースした、岩手・花巻市の新施設「King of the Hill(KOH)」で2カ月間自主トレを行う。「一施設で全部できる。ピッチングもできるし、ライブBPもできるし、ウエートもできるし、ランチもそこでとれる場所もあるのがすごい魅力的ですし。あとデータとかもしっかり取れて、最新のデータも取れて、そういうアプローチがしっかりできるなと思ったので、そこの場所でやりたい」と話した。同僚の与座や渡辺らと「虎の穴」で再起を図る。

西武のエースも今季はまさかの0勝11敗。防御率は3・87だったが、求められる数字にはほど遠かった。昨オフは7キロもの増量で、112キロでシーズンイン。オフを迎えるに当たり「結果としては良くなかったけど、全てダメだったかというふうには思わない。体が大きくなったからダメとかそういう話ではなくて。それを経験して良かったなっていうのがまず1つで、それをいかに100%発揮するために、どういう体の使い方をするかだとか、あとはスピードも大事なので、スピードの練習をしたりだとかっていうふうにフォーカスして今年はやりたい」とプランを明かした。

来季は西口新体制でシーズンを迎える。エースとして「来年は今年の分までしっかりとチームに貢献して。大げさですけど、22勝0敗したら、まぁまぁいいだろうと(笑い)。でもそれぐらいの気持ちでいかないといけないですし、来年本当、僕勝負なので。全てをかけて臨みたいと思います」と覚悟を胸にオフを迎える。【黒須亮】

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