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元ヤクルト青木宣親氏が中学生と打撃対決、結果は…デジタル野球教室に現役引退後初参加


元ヤクルトの外野手、青木宣親氏が、デジタル技術を活用した野球教室で特別コーチを務めました。プロ野球で使われる最新の計測機器を利用して中学生たちに打撃技術を指導しました。引退後も青木氏は高い打撃能力を見せつけ、金属バットを使ってでも打球速度144.6キロメートルを記録。自身と参加者のデータを比較しながら指導し、「データをうまく活用すれば技術向上が可能」と強調しました。この教室を通じて、青木氏は自分の技術を次世代に伝える意義を感じ、楽しんだ様子でした。

デジタル野球教室で打撃のアドバイスを送る元ヤクルト青木宣親氏

まだまだ匠(たくみ)の打撃技術は健在!

今季限りで現役引退した元ヤクルト青木宣親外野手(42)が16日、都内で開催されたライブリッツ主催の「デジタル野球教室」でスペシャルコーチを務めた。プロ野球の最新計測機器でのデータ計測や分析ノウハウを応用してレクチャーし、デジタル活用による技術力向上支援を目指した野球教室で、中学生24人が参加。打球速度などプロ野球の最新計測機器で計測したデータを分析しながら、実技披露もまじえつつ助言を送った。

ハイライトは、中学生との「対決」だった。置きティーで打球速度と推定飛距離の数値を計測。青木氏は不慣れな金属バットを手に左打席へ。引退後は体重が約5キロ減り、バットも手にしていなかった。それでも快音を響かせ、打球速度は144・6キロで1位、推定飛距離は94・88で3位だった。結果発表では悔しそうな表情を見せつつも「楽しかったです。まだ一応身体は動く方だと思うし、まだ一応スイングはできるなというのはありますね。ただ、打球速度はやっぱり落ちてるなと思いましたけど、楽しかったです。子どもたちとふれあって、自分もスイングして」と笑顔で振り返った。

野球教室は、引退後は初めてだった。現役時代は磨き続けている自分の技術を教える機会はなかった。「なかなか伝えられなかった技術をこうやって惜しみなく伝えられる。こどもたちが野球がうまくなって、もっと楽しそうにしてくれるようになれば、自分にも意義がある。楽しかったです」。現役時代は自身のデータはもちろん、相手投手のデータも生かしていたという。「データ化されて効率はよくなっていると思うし(打てない)原因が分かりやすい。そこへのアプローチの仕方が問題。数字と向き合いながら技術に落とし込めるようになれば、データが生きたものになる。早く成長していくには必要なものだと感じます」と、データを見るだけでなく、どう活用していくかが重要だと力説した。

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