バルセロナがナポリのジョージア代表FWクバラツヘリア(23)にオファーを出す可能性があるとスペイン紙スポルト電子版が15日に報じた。
イタリア国内では現在、バルセロナが来夏に向け、クバラツヘリアに接触したと伝えられている。ナポリとの契約は27年まで残り、獲得する場合の移籍金は8000万ユーロ(約132億円)程度になると推測されている。
クバラツヘリアには今夏、パリ・サンジェルマンからオファーが届いたが、ナポリが移籍金として1億3000万ユーロ(約214億5000万円)を要求したことで実現しなかった。
クバラツヘリアは実際に移籍する場合、スペインリーグでプレーすること、そしてより重要なタイトルを獲得できることを考慮し、パリ・サンジェルマンよりもバルセロナ行きを希望しているとのことだ。また、バルセロナのシャビ前監督は昨季、クバラツヘリアを獲得候補の1人に挙げていた。
パリ・サンジェルマンとの交渉が決裂した後、契約延長交渉がスタートしているが、現時点で両者の間に大きな隔たりがある。ナポリは長期契約を結び、契約解除金を1億5000万ユーロ(約247億5000万円)に設定するという条件付きで、現在の手取り150万ユーロ(約2億4750万円)の年俸を600万ユーロ(約9億9000万円)に値上げるオファーを提示したとのこと。一方、選手側は来夏の退団が容易になると思われる契約解除金8000ユーロ(約132億円)という条件が受け入れられた場合のみ、契約延長するという条件を提示したという。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は現在、アメリカに滞在中のため、イタリアに戻った後、できるだけ早くこの問題に決着をつけたいと考えているとのことだ。
しかし、この交渉はバルセロナにとって非常に難しいものであるという。現時点では何のオファーも出しておらず、経済的に無理のない金額で交渉できる場合のみ獲得に踏み切るとのことだ。また、クバラツヘリアの他、ミランのポルトガル代表FWラファエル・レオンも補強候補に挙げていると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)