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【日本ハム】矢沢宏太、今オフは二刀流継続で練習「足は常にある程度のもの出せる」能力最大限に


日本ハムの矢沢宏太投手(24)は、外野手としての能力を引き続き磨きつつ、投打二刀流を継続する考えを示しました。今オフは、投手としての準備を整えながら、秋季キャンプで外野守備に集中。来春のキャンプでは、野手調整中心で進められるが、投手としても準備を怠らない方針です。1年目から続けた二刀流挑戦に対し、球団と今後協議し、自身の能力を最大限に活かす方法を模索する考えです。また、50メートル5秒台の俊足を武器に、相手へのさらなる脅威を目指しています。

日本ハム矢沢宏太(2024年6月23日撮影)

10日までの秋季キャンプでは外野手メニューをこなした日本ハム矢沢宏太投手(24)だが、今オフは投打二刀流を継続して練習する方針を明かした。14日、秋季練習を行う千葉・鎌ケ谷で取材対応。来春キャンプでも野手調整が中心となる見込みだが、外野専念ではなく、あくまでも投打両方に取り組む考え。投手としてはある程度状態を上げたうえでキャンプインし、野手として勝負していく。

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野手としての能力を磨くため、今オフは投手としての準備を整えておく。秋季キャンプで集中して外野練習した矢沢は、「(春季キャンプ初日の)2月1日から『野手で勝負できるように』っていう風には言われている」と首脳陣の考えを明かし、そのうえで「キャンプで(投手として)時間を割かなくていいぐらい、オフは自分の中で投げて。キャンプ中は、ある程度、投げなくてもいいですよ、ぐらいまでいきたい」と見据えた。

1年目から続けてきた二刀流への挑戦。昨季はプロ初本塁打を放ち、今季は投手で初勝利も挙げたが、シーズンを通して1軍戦力にはなれなかった。そこで、今秋のキャンプでは外野守備を徹底。打撃能力は非凡なものがあり、「バッティングの方は、いい形になってきてますし、いろんな方にも『ちょっとプロっぽくなってきたね』とは言われます」。まずは1軍で通用する守備力を身につけ、野手として出場するチャンスをふくらませる。

その分、投手練習の機会は減るが、野手に専念するつもりはない。今後の二刀流継続については「ある程度考えはあります。これから球団と話していくと思います」。自身の希望を伝え、能力が最大限に生きる方法を模索していく。

50メートル5秒台の足も備えており、出塁すれば、確実に相手の脅威になる。「足は常にある程度のものを出せる…足を生かしていきたいなと思ってます」。YAZAWA流の二刀流は、3年目も進化する。【永野高輔】

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