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【オリックス】吉田輝星、中嶋前監督の“置き土産”「絶対に投げられる」カットボール解禁


オリックスの吉田輝星投手(23歳)は、2024年シーズンでの勝ちパターンの定着を目指し、新たにカットボールを取り入れることを決意しました。今シーズン、彼は50試合に登板し、来季も中継ぎ起用が予定されています。吉田は左打者対策として、過去に日本ハム時代に使用していたカットボールを再導入する考えを示しました。元監督中嶋からも「投げられる」と太鼓判を押されており、特に左打者に対して効果的な球種となる可能性があります。吉田は今季、新球シュートが右打者の内角への効果的な投球として機能し、防御率3.32、14ホールドという成績を収めました。9月に痛めた右肘は疲労骨折と判明し、現在リハビリ中ですが、12月中には投球練習を再開する計画です。彼の来季の目標は、勝ちパターンでしっかりとした成績を残すことです。

オリックス吉田輝星(2024年9月28日)

オリックス吉田輝星投手(23)が勝ちパターン定着へ、カットボールを解禁する。14日、大阪・舞洲で調整。今季50試合に投げ、来季も中継ぎ起用を首脳陣に告げられた右腕は、左打者対策として「カットボールは持ってるけど投げてなかった。得意球になる可能性があるので、チャレンジしてみたい。左打者に差し込んだら(得意の)チェンジアップにつながる」と、日本ハム時代の持ち球を復活させる考えを打ち明けた。

中嶋前監督の“置き土産”でもある。「投げ方的には100%投げられる球。辞めると知らなかったけど、中嶋さんと最後に来年の話をした時も『カットボールはお前は絶対に投げられるから』と言われた」と太鼓判を押された。同じ秋田出身で、トレードによって可能性を広げてくれた恩人でもある。

今季は右打者の内角を突く新球シュートが効果的だった。描くカットボールの球筋は「シュートの反対側くらいで投げられれば。ホップ成分を殺さずに」とのイメージを描く。新天地1年目はすべて救援で4勝0敗、14ホールド、防御率3・32とブルペンを支えた。さらに成長を追い求める。

9月末に痛めた右肘は疲労骨折だったと明かし、1週間前にキャッチボールを再開。現在は40メートルに距離を伸ばしている。12月中には投球練習も開始予定。「来年は1イニングしっかり投げきれるように。頭から地位を確立して勝ちパターンで投げられるように。目標もそれ1個しかない」と意欲的だ。【大池和幸】

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