監督とコーチの投票によってポジションごとの優れた打者に贈られる「シルバースラッガー賞」受賞者が12日(日本時間13日)、発表され、各リーグMVPの最有力とされるドジャース大谷翔平投手(30)とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)がそろって受賞した。
前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成して本塁打と打点で2冠に輝いた大谷はナ・リーグDH部門で、日本人選手としてはマリナーズのイチローに並ぶ最多タイの3度目受賞。ジャッジは両リーグ最多の58本塁打、144打点で2冠に輝き、ア・リーグ外野手部門で2年ぶり4度目の受賞となった。
最多受賞はナ・リーグ・ユーティリティー部門のドジャースのムーキー・ベッツ(32)と、ア・リーグ二塁手部門のアストロズのホセ・アルテューベ(34)で7度目。ベッツは3年連続受賞で外野手部門以外では初だった。アルテューベはライアン・サンドバーグと並び二塁手の史上最多タイ受賞となった。
新人ではナ・リーグ外野手部門のパドレスのジャクソン・メリル(21)が唯一の選出。球団では、ドジャースとパドレスがそれぞれ3人選出で最多タイだった。また打撃の最優秀チームはワールドシリーズで戦ったドジャースとヤンキースが選ばれた。