ハリケーンで屋根が吹き飛ぶなど甚大な被害を受けたレイズの本拠地トロピカーナフィールドが、来季中に復旧しない見通しとなったと、複数の米メディアが12日(日本時間13日)に伝えた。
ESPN電子版によると、フロリダ州セントピーターズバーグ市が公表した被害調査の結果によると、球場修復には5570万ドル(約83億6000万円)がかかる見通しで、2026年開幕までには復旧できる見込みだという。
来季どこに本拠地を置くかはまだ決まっていないが、大リーグ機構は地元ファンが観戦に行ける範囲の現本拠地近くを仮の本拠地にするよう求めているという。近くには自軍の他にヤンキースやブルージェイズなどMLB球団のキャンプ地球場が複数あり、シーズン中に借りる案も出ている。
しかしレイズは28年オープン予定の新球場建設計画が進められており、現本拠地を修復すると、資金面で新球場計画に影響が出る。計画を修正するか、現本拠地の復旧を諦める可能性もあるという。セントピーターズバーグ市は球場の今後について、21日に会議を行う予定だという。