阪神井坪陽生外野手(19)が12日、高知県内のチーム宿舎で契約更改交渉に臨み、現状維持の600万円でサインした。
「去年の成績と今年の成績を見て、数字がどれも上がっているということだったので。来年は1軍でしっかり勝負できるようにこのキャンプでしっかりやっていこうと話しました」と球団からの評価を明かした。
高卒2年目の今季は2軍戦105試合に出場し、打率2割7分8厘、2本塁打、28打点をマーク。ファームで存在感を示してきた。 現在行われている高知・安芸キャンプでも猛アピールを続け、9日の紅白戦では左翼線への適時二塁打を披露。藤川監督からも「ものすごく能力が高いことは重々分かっている。チームとしても今後、非常に大事な存在になる選手」と期待を寄せられていた。
「走攻守でレベルアップできるように今取り組んでいるので。自分で考えながらやるのもそうですし。各部門の担当コーチにいろいろ話を聞きながら、それが自分に合えば取り入れる姿勢を持っている」と進化した姿で来季を目指す。
また2年目の戸井零士内野手(19)は500万円、1年目の津田淳哉投手(23)720万円で、ともに現状維持で契約を更改した。(金額は推定)