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菊池雄星が講演会「僕の一言が影響あってはいけない」佐々木朗希メジャー挑戦へのコメント控える


ヒューストン・アストロズの菊池雄星投手が、岩手県花巻市で行われた講演会で約800人の中学生や野球少年少女に向け、自身の経験を基にしたメッセージを送りました。菊池は「コツコツと続けることで成功へのきっかけを掴んで欲しい」と、継続の重要性を強調。自身も50歳まで現役を続け、夢を追い続けたいと語りました。また、自らがプロデュースしたスポーツ施設のオープンにも意欲を見せました。現役続行へのモチベーションとして「自分の子供と野球がしたい」とも述べ、親子での野球を目標に掲げています。ロッテの佐々木朗希投手のメジャー挑戦については慎重なコメントを寄せました。

講演会後、取材に答えるヒューストン・アストロズ菊池雄星投手(撮影・高橋香奈)

50歳まで現役でいたい、子どもたちにも夢を諦めないで欲しい-。アストロズからFAとなった菊池雄星投手(33)が10日、岩手・花巻市内のホテルで中学生までの野球少年少女ら約800人に向け講演を行った。

中学時代からメジャーリーガーになるまでの軌跡を紹介。「誰も雄星がプロ、メジャーに行くと思ってなかった」と明かした。子どもたちに伝えたいことがあった。「コツコツやっているから成功するわけじゃなく、きっかけをつかむためにコツコツ続けて欲しい」。大事なのは、継続すること。諦めないで夢を追う大切さを熱く訴えた。

後半の質問タイム。保護者から、いつか郷里の岩手で指導者には、と問われ「50歳まで野球を続けるつもりです。17年後ですね。その時に(母校・花巻東の)佐々木洋監督がいれば、お手伝いさせていただきたいと思いますけどね」と答え、盛り上げた。長い野球人生を描くモチベーションは「自分の子供と野球がしたい」。息子から「ダディーみたいになりたい」と言われていると、ほほ笑んだ。

同郷のロッテ佐々木朗希投手(23)のメジャー挑戦には「もう少し周りが落ち着いてから。僕の一言が影響あってはいけないので」と、おもんぱかってコメントを控えた。自身の去就には「いろいろと代理人と話はしてます。楽しみながら待ちたい」。今は、自らが花巻にプロデュースしたスポーツ複合施設「K.O.H.」の来週オープンに思いを巡らせた。【高橋香奈】

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