ヤクルトが、昨季国内FA権を取得した楽天茂木栄五郎内野手(30)の獲得調査を進めていることが9日、分かった。
同権利を行使した場合に備え、可及的速やかに動く。2年連続のリーグ5位に終わったチームは、内野手の底上げも課題に挙がる。三塁の村上は、来オフのメジャー挑戦が濃厚。二塁の山田もベテランの域に入る。茂木は本職が遊撃だが、内野なら全ポジションを守れるユーティリティーさが魅力となる。
初の最多安打のタイトルを獲得した遊撃の長岡は今季全143試合出場したが、そこに続く存在が現れていない。長岡と同学年の武岡、高卒3年目の小森、23年ドラフト5位で22歳の伊藤らも控えるが、二遊間の牙城を脅かす存在となれていない。茂木にとって、神宮は早大時代に東京6大学で慣れ親しんだ“ホーム”。地の利を生かしたプレーも期待ができる。今季年俸は推定6000万円でBランク。動向を注視していく。