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【町田】聖地国立で東京に3ー0完勝!会心の黒田サッカーで神戸、広島に重圧 優勝へ一縷の望み


FC町田ゼルビアが国立競技場でFC東京に3-0で快勝した。町田は6試合ぶりの勝利を挙げ、残りの試合で優勝の望みをつなげた。黒田監督は従来の4バックから3バックに変更し、試合の主導権を握る。前半15分の白崎凌兵の先制ゴールを皮切りに、後半にはオ・セフンの追加点、相馬勇紀の町田での初ゴールと続き、試合を圧倒した。特に前半のシュート数では13対2とFC東京を圧倒。町田の勝ち点は63となり、翌日に試合を控える首位の神戸とは4差、2位の広島には2差となった。優勝争いにプレッシャーをかける形になった。

町田対東京 前半、先制ゴールを決め、町田望月(左)とタッチを交わす白崎(撮影・江口和貴)

<明治安田J1:町田3-0東京>◇第36節◇9日◇国立

FC町田ゼルビアが聖地・国立でFC東京に3-0と完勝した。6試合ぶりの勝利を挙げ、優勝へ一縷の望みをつないだ。

直近4試合で9失点。黒田剛監督は堅守を取り戻すべく従来の4バックから3バックにシフトチェンジ。相手ボールとなると両アウトサイドの右の望月ヘンリー海輝、左の林幸多郎もDFラインの脇を固め、攻撃となれば右の望月が高いポジショニングを取り、厚みを加えた。

序盤から主導権を握ると、前半15分に先制点が生まれた。ロングボールをFWオ・セフンがすらし、右のスペースに流れて受けたFWエリキが絶妙の間合いから、中央に走り込んだMF白崎凌兵へパスを送ると、これを右足ダイレクトで蹴り込んだ。

その後もセカンドボールを素早く回収し、MF相馬勇紀の突破力を活かして優勢に試合を進めた。前半のシュート数は13対2と圧倒した。

後半も開始早々にMF白崎がオ・セフンの落としから惜しいシュートを放つ。そして同4分、左の相馬がゴール前へ入れたクロスボールをファーポスト際から白崎がスライディングで折り返すと、中央のオ・セフンが押し込み追加点を挙げた。

2点差としたところで、後半18分に望月を下げてDF杉岡大暉を投入。左サイドバックに入れ、林を右サイドバックに入れる実質5バック布陣で守備を固めた。

さらに後半34分、相馬に町田での初ゴールが飛び出した。左CKからニアサイドへ鋭いボールを蹴り込むと、東京GK野澤大志ブランドンがボールに触れたもののセーブ仕切れず、ゴールに飛び込んだ。3-0とした。

ここ最近の鬱憤(うっぷん)を晴らすように、攻守一体となった会心のゲームでの完勝。4万5288人観衆で埋まった中、今季の国立開催4試合目にして初勝利。また、2022年4月29日のガンバ大阪戦から7勝1分けと国立で黒星がなかった東京に土を付けた。

これで勝ち点は63となった。翌日に試合を控える首位神戸とは勝ち点4差、2位広島には2差に縮め、プレッシャーをかけることに成功。残り2節、優勝の可能性を残した。

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