日本ハムは8日、米ハワイ出身のマイカ与那嶺内野手(24)の入団テストを開始した。巨人や中日で活躍し、中日では監督も務めた与那嶺要氏を大伯父に持つ一塁手兼捕手で、今季は米独立リーグのボイシ・ホークスでプレー。96試合出場で打率3割3分8厘、24本塁打、96打点をマークした。「僕の大伯父が日本で野球をやっていたので、いつか日本でやりたい思いがあった」と来日した。
テスト1日目のこの日はフリー打撃に参加。「ストロングポイントは打撃。自分のスキルであれば、ファイターズに貢献できると思い、練習に参加しています」と49スイングで安打性が19本、柵越えは2本だった。捕手として二塁へのスローイングや、一塁手としてもノックを受けた。「(ルーツがある)日本を新天地として自分のキャリアを変えたい」と話したマイカは9日までテストを受ける。
◆マイカ与那嶺(まいか・よなみね)2000年(平12)10月10日、米ハワイ・ホノルル生まれ。元中日監督の与那嶺要氏は祖父の兄。イオラニ高から19年ドラフト29巡目でフィリーズに入団し、22年まで在籍。メジャー経験はなく、マイナー通算128試合出場、打率2割2分2厘、4本塁打、45打点。23年は米独立リーグのウィンディシティ・サンダーボルツ、24年はボイシ・ホークスでプレーし、現在はFA。190センチ、99キロ。右投げ右打ち。