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【ソフトバンク】リチャード「もうファームのタイトルはいらない」来季の完全1軍定着誓う


ソフトバンクのリチャード選手(25)が、来季は1軍への完全定着を目指すと意気込んでいます。今季、ファームでは圧倒的な活躍を見せ、ウエスタン・リーグで18本塁打、54打点を記録し、通算5回目の本塁打王と4回目の打点王に輝きました。しかし、1軍では15試合の出場にとどまり、打率.226、0本塁打、1打点という結果に終わりました。リチャード選手は「ファームのタイトルはいらない。来年は1軍だけを考える」と強調し、秋季キャンプでは打撃と守備の両面を強化中です。来春には、山川選手と共に故郷・沖縄での自主トレで打撃をさらに磨く計画です。「もうファームのタイトルは要らない」と、プロ8年目のシーズンに向けた強い決意を示しています。

元気よくノックを受けるソフトバンクのリチャード(撮影・岩下翔太)

ソフトバンク・リチャード内野手(25)が7日、来季の完全1軍定着を誓った。今季、ウエスタン・リーグでは18本塁打&54打点を挙げ5年連続5度目の本塁打王と3年連続4度目の打点王を奪取。1軍では15試合の出場にとどまり打率2割2分6厘、0本塁打、1打点。「ファームのタイトルはいらない。来年は、1軍だけしか考えません」。ファーム施設(福岡・筑後市)での秋季キャンプで勝負のシーズンへ向けバットを振り込んでいる。

胸の中にくすぶるモヤモヤした気持ちはバットを振って振って振り込むことで解消するしかない。「もうファームのタイトルはいりません。来年はしっかり1軍に定着します」。リチャードはキッパリと言った。

今季もファームでは無双だった。18本塁打を放ち54打点を挙げた。5年連続5度目の本塁打王に3年連続4度目の打点王。ところが、1軍では結果を残すことはできなかった。5月1日の楽天戦(みずほペイペイドーム)で7番三塁で先発出場。2二塁打を含む3安打、1打点を挙げたが、その後は不振。約1カ月の1軍生活では15試合に出場し、打率2割2分6厘、0本塁打、1打点に終わってしまった。チームは91勝を挙げ4年ぶりにリーグ優勝。V決定後でもお呼びはかからなかった。

「ほんと、来年はマジで頑張りたいんです」。ポジションも三塁1本に絞り、打撃プラス守備面でも徹底的に強化を図るつもりだ。今年1月は「キツいことが逃げる自分を変えたかった」と、厳しいランニングメニューなどで有名な和田の長崎自主トレに志願。レジェンド左腕の指導もあって、体力的には十分なトレーニング量でキャンプインしたものの、打ち込み量の少なさは反省材料でもあった。来春は再び師匠でもある山川とともに故郷・沖縄自主トレでバットを振り込むつもりだ。「山川さんも『打ち込む』と言われていたし、徹底的に打ち込んで、スイング量を多くしたい」。1軍では2年連続0本塁打に終わった悔しさをバネに、プロ8年目のシーズンに勝負をかける。【佐竹英治】

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