今季球団ワーストの99敗を喫したエンゼルスが、カブスからFAになった先発右腕カイル・ヘンドリックス投手(34)と年俸250万ドル(約3億7500万円)の1年契約で合意した。6日(日本時間7日)、MLB公式サイトなどが伝えた。
ヘンドリックスはデビューした14年から今季まで11年間カブスでプレーし、通算276試合で97勝81敗、防御率3・68。16年には16勝8敗、防御率2・13を記録して最優秀防御率のタイトルを獲得し、108年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献した。今季は29試合で4勝12敗、防御率5・92。今季年俸は1650万ドル(約24億8000万円)だった。
これで25年の先発ローテはヘンドリックス、タイラー・アンダーソン、ホセ・ソリアーノの3人にリード・デトマーズ、ジャック・コハノビツ、チェース・シルセス、サミュエル・アルデゲリらが加わる見込み。パトリック・サンドバルは今年6月にトミー・ジョン手術を受けたため、復帰は夏以降となる。
エンゼルスは来季の巻き返しに向け積極的に補強を進めており、今オフはすでにブレーブスから19年の本塁打王ホルヘ・ソレア外野手、フィリーズからスコット・キンガリー内野手、アスレチックスからライアン・ノダ内野手を獲得している。