阪神のためなら「岡田節」も復活よ! 阪神は6日、今季限りで退任した岡田彰布前監督(66)が球団の「オーナー付顧問」に就任したことを発表した。大阪市の阪神電鉄本社で、3年契約を結んだ。CS敗退での退任後初めて公の場に姿を見せた前指揮官は、藤川球児新監督(44)への“愛のゲキ”をさく裂。名将はユニホームを脱いでもタテジマへの愛情は変わらず、辛口も交えて藤川新体制をサポートしていく。
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-オーナー付顧問就任にあたって
「まあ2年(監督)やって、継続してね、ユニホームは脱ぐけど、また違う方向で、違う立場でアドバイスとか、そういうことで手助けするというか」
-どういう風にチームを支えていきたい
「(藤川監督は)初めてのそういうあれやから。選手がどういう力を出せるかというか、2年間見てきた中での自分の中での総合的な判断っていうかな、その選手に対しての。そういうアドバイスはできるし。おいおい話をしていくいうような感じやろな」
-藤川監督は意見をバシッと言われる方だが
「いやいや、そらもう、最終的には結果やからな、勝負っていうのは。でもやっぱりある程度、自分の思い描いている形は作って入らなあかんわな。今年のDeNAでもシーズン、ゲームをやるようになってやるたびに強くなったとかな。それは勝敗の結果であって、やっぱり最初からある程度強いチームを作っとかなあかんって。俺はそういうことを思うよ」
-これまでとは違う役職になるが、窮屈か
「そんなんないない。いろんなことをやっても別に制限はある程度ないけど。野球以外のことをやるつもりもないし。そんなんしんどいわ。解説とかはちょこちょこやるかも分からんけど。まあでも、勝ち負けできるチームやからな。それは単発単発で話しててもしゃあない。シーズン長いからのお。継続やからな。最終的に勝てばええんよ」
-佐藤輝や中野も昨年は最初から来れなかった秋季キャンプで練習している
「来れなかった言うてもしゃあないやから。去年はあんな形やったし、おととしは2人とも(代表に)行ってたわけやから」
-伸びしろもあるしいいこと
「いいことと言うか、それがまず普通よ。まだあのぐらいなら普通は今までならずっと秋季キャンプ出とったよ。30歳ぐらいかな、昔の感覚的に免除なるんは。30近くになって本当に2年、3年レギュラーポジションで引っ張って、ほとんど1年間フルで戦った人は免除やけど。感覚的には秋は大体そうよ」
-それぐらい秋は大切
「本人も当然、納得してないだろうし、今年の成績、今までのプロとしての成績も納得していない。もうちょっとやれるという意識があるんだったら当然、この時期はあのクラスぐらいなら自分なりに足りないことやりたいことができるから一番いい時期じゃないかな。2月はできへんで。2月はそんな全体的な練習になってきてな」
-藤川監督は好きなようにやったらいい
「そんなん当たり前やんか。自分のチームやねんから。分からんことあるからな。1シーズン、そら1回でも、1年でもやったら流れというのは分かるけど。そら長いぞ、1年。長い長い、まだ11月やで。え?」
-佐藤輝2番とかも
「そんなんお前、だってお前、昨日終わったんやで、去年。昨日やで。ちょうど1年やで、そうやろ? そんな1年先のこと考えとったら野球なんかできへんって。だから一喜一憂したらあかんて。今日良かった、明日どうやろ、明日あかんのんちゃうかなとか、そんなんしとったら1年もたんて。こんなもんやろと思ってずっと過ぎていったらええんよ。いつかめっちゃようなってるわ。それが積み重ねの継続やんか」
-秋のキャンプからは禁煙に。岡田監督は
「もう辞めたよお前。たばこなんか1カ月辞めているよ。持ってないよ。球児が家に来た時に、俺も禁煙したからって言うたよ」
-岡田さんが禁煙したからチームも
「違う違う違う、一応球児に言うたんよ。『俺も禁煙したで』って。あいさつ来た時に。あいつも『僕も4年前から』って言うとったから」
-イライラしませんか
「全然せえへん。全然、全然ほしないよ今」
-元気になってきた
「ちょうと1カ月やな。クライマックスの時もたばこ吸ってないよ。ベンチ裏でもたばこ吸ってない。持っていってないもん。吸うような展開ちゃうかったやん。いらんかった」
-お酒は
「ビールは飲んでる。まずいけどなあ。苦い」
-選手は吸わない方が
「俺もよう分からんけどな。ストレスっていうか。ずっと吸っとったからな。昔はしかし、吸うてる選手の方がいい選手多かったよな。みんな吸うてるやん。王さん、長嶋(茂雄)さんかてそうやんか。昔は20歳になったら吸わなあかんってなってたんやろな」