海外FA権を持つ広島九里亜蓮投手(33)が6日、手続き期間となって初めてマツダスタジアムに姿を見せた。この日は球団との交渉は行われず、約2時間トレーニングを行った。練習後、報道陣の前で悩める胸中を明かした。
「僕1人のことではないので。家族のこともあるし、話し合いながら(決めたい)。これから先(こういう機会は)もうないと思うので、残ったら最後までやるでしょうし、行けば挑戦していくでしょうし。わからないです」
以前から憧れを公言していた米大リーグ移籍への思いはある。ただ、家族の環境面を重視する考えから、広島残留と国内移籍も含めて熟考を重ねている。「(結論は)明日になるかもしれないし、3日後になるかもしれないし、ギリギリになるかもしれない。分からないです」。すでに広島球団とは交渉しており、あとは九里が申請期限となる13日までに結論を出すのみだ。