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【阪神】中野拓夢が大幅フォーム改造へ「ここまで下げるのはやっていなかった」大不振受け


阪神タイガースの中野拓夢選手が、新たな打撃フォームに取り組んでいることが明らかになった。中野選手は、構え時のグリップの位置を顔より下げ、肩の高さまで下げて新しいフォームを試している。この変更は、構えからのスムーズなバットスイングを目指すためで、自身の考案によるもの。打撃の改善を目指しており、特に体の無駄な動作を減らすことに注力している。和田打撃巡回コーディネーターの指導を受けつつ、試行錯誤を続けている。また、体が伸び上がらないようにすること、下半身の動きを意識した打法も試しており、秋季キャンプ中の試合で実践を予定している。昨シーズンは盗塁成功数が多かった中野選手だが、打率の向上を目指してこのオフシーズンでの挑戦を行っている。

打撃練習に取り組む阪神中野(撮影・和賀正仁)

阪神中野拓夢内野手(28)が28日、大幅な打撃改造に着手したことを明かした。構えのグリップの位置を下げたフォームで打撃練習を行った。「顔より上だったのを、肩ぐらいまで下げている感覚。ここまで下げるのはあまりやっていなかった」という大改造だ。

25日から和田1・2軍打撃巡回コーディネーターの助言も受けながら、試行錯誤を続けている。構えの変更は自らのアイデア。「(今年は)ヘッドが下がって出てしまったりがあった。今までは無駄な動作があった。どこが一番しっくりくるか、スムーズに出せる位置を、打ちながら確かめている段階です」と解説した。

この日もフリー打撃のあと、同コーディネーターが横に付いて個別のマシン打撃を追加した。先日指摘された体が伸び上がらないことに加え、左足など下半身をより意識した打法をすすめられ、実行した。

昨季の最多安打男が今年は打率を5分以上も下げる2割3分2厘。「反省を踏まえて。この時期だからこそ試せることがたくさんある。実戦で試せる機会でもある」と秋季キャンプ中の紅白戦出場にも名乗り。プライドもかなぐり捨てて、バットを振りまくる。【柏原誠】

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