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来春センバツほぼ決めた横浜・村田監督「何が何でも勝たせたかった」1年生織田に奮起促し完封


秋季高校野球関東大会の準々決勝で、横浜が東農大二を2-0で下し、ベスト4進出を決めました。1年生の投手、織田翔希が105球の完封勝利を収め、来春のセンバツ出場をほぼ確実にしました。村田浩明監督は今回の勝利に感激し、「何が何でも勝ちたかった」と語りました。横浜は過去の県大会決勝で逆転負けを喫し、甲子園出場を逃していたため、この試合に特別な意気込みで挑みました。織田は試合中に体力の限界を迎えるも、監督から奮起を促され、最後まで投げ抜きました。試合後、センバツ出場については「関東制覇を目指してきた」と冷静な姿勢を保っていました。

東農大二対横浜 力投する横浜先発の織田(撮影・垰建太)

<秋季高校野球関東大会:横浜2-0東農大二>◇28日◇サーティーフォー保土ケ谷球場◇準々決勝

横浜が織田翔希投手(1年)の完封勝利でベスト4入りを決め、来春センバツ出場をほぼ手中に収めた。

試合後、村田浩明監督(38)は情感豊かに話した。

「この代と甲子園行きたい思いがすごい強くて。Aチームも一生懸命やってたんですけど、メンバーに入れなかったBチームの子たちがものすごい力を発揮してくれて、その子たちのおかげでAチームの子たちが食らいついて守り切ってという形が生まれたので」

村田監督は「私の個人的なところでは三度目の正直だったので、何が何でも勝たせたかったので」とも添えた。昨夏、今夏と県大会決勝で逆転負けし、甲子園を逃している。勝てばほぼ甲子園出場が決まる、この日の試合にかけてきた。

大一番には安定感がある左腕エースの奥村頼人投手(2年)ではなく、1年生の織田を選んだ。

「奥村も絶好調だったんですけれど(織田が)一番成長できる機会だと思って。今日は6回か7回までの予定だったんですけど、これだけ成長できる試合はないと思ったので最後まで行くと」

織田からは試合終盤で「握力がないです」との申告もあったものの、村田監督は続投へ後押し。中盤以降のピンチにも「ここを乗り切らないと一流の選手にはなれない」と奮起した右腕は期待に応え、105球完封を達成してみせた。

でも勝利の瞬間に派手なガッツポーズなどはしない。センバツ出場をたぐり寄せた意識は「全然ないです」と真顔。「まずは関東制覇しようとずっとやってきたので」。あと2勝で目標を達成し、そのあとどこに次なる到着点を定めるか。2年後のドラフト上位候補はどんどん経験値を高め、まだまだ大きくなる。【金子真仁】

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