「火の玉ストレート」ばりの代名詞獲得を目指す。ソフトバンクからドラフト1位指名を受けた神戸弘陵(兵庫)の村上泰斗投手(17)が25日、同校で指名あいさつを受けた。永井編成育成本部長兼スカウト部長と担当の稲嶺スカウトが出席。緊張しつつも笑顔で握手した。
「ストレートを特徴とするニックネームをつけてもらえるような選手になりたい」
ドラフト当日の24日に指名され、涙を流した右腕の直球は最速153キロを誇る。指名あいさつ後に、永井本部長が「達筆」と評する字で気合を込めて「火の玉ストレート」と色紙に書いた。
面談は約30分行われ、永井本部長は「すごくしっかりしていて心配ない」と太鼓判を押した。王会長と小久保監督のサインボールを受け取り「偉大な方々。自分もそうなれたら」とレジェンドの背中を追う。
ソフトバンクは5年連続で1位は高校生を指名しており、うち3人が投手。昨年1位の前田悠は今月1日に1軍デビュー。「同じ感じで、なるべく早く1軍の舞台に立つ目標に向けて取り組んでいる」と希望に胸を膨らませた。【塚本光】