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【C大阪】山下達也が今季限りで現役引退 11月に37歳迎えるプロ19年目で香川真司と同期入団


セレッソ大阪のDF山下達也(36)が今季限りで現役を引退すると発表しました。これまで柏レイソル、北海道コンサドーレ札幌、セレッソ大阪でプレーし、19年間のプロキャリアでJ1通算149試合に出場しました。山下はクラブを通じて、サッカー人生で多くの事を学んだことへの感謝を表明し、今シーズン残り4試合に全力で臨む決意を示しました。引退は11月30日の鹿島アントラーズ戦で正式に挨拶がされる予定で、今後の進路は未定ですがクラブに残る可能性があります。最近は怪我の影響で出場機会が限られていましたが、選手生活のラストシーズンを迎えるにあたり、再び力を尽くしたいとコメントしています。

C大阪山下(24年10月10日撮影)

セレッソ大阪は23日、主将を務めるDF山下達也(36)が今季限りで現役を引退すると発表した。

思い入れの深い数字となる柏レイソル時代の背番号「50」、C大阪、北海道コンサドーレ札幌時代の「23」を合わせ、23日午後5時23分の発表となった。

11月に37歳を迎えるチーム最年長は、今季がプロ19年目。1学年下のMF香川真司(35)とは06年の同期入団だった。

クラブを通じて「今シーズンで引退することを決断しました。サッカー人生、今まで出会った全ての人からたくさんの事を学びました。本当に感謝しかありません。(中略)選手として残された、あと4試合。本気で燃え尽きたいと思います」などとコメントを発表した。

11月30日のホーム最終戦となる鹿島アントラーズ戦(ヨドコウ)で、引退のあいさつを行う見込み。

J1通算149試合7得点を誇る大ベテランは、22、23年とリーグ戦の出場がなく、今季もここまで3試合計17分だけプレー。6月15日の浦和レッズ戦(ヨドコウ)を最後にけがの影響で、出場機会がない。

最近、自身の体調について「足、体の部分はよくならないと、なかなか(試合出場が)見えてこない。(練習の強度を)上げれば、またリバウンドが出てくる感じ。(残り試合に)間に合えば」と話していた。

兵庫・明石市生まれで、御影工を卒業した06年にC大阪入り。札幌と柏に移籍したが、いずれもC大阪に復帰。182センチ、73キロの屈強なセンターバックとしてC大阪を支えてきた。

19年の開幕戦では、記憶に残る1発をマーク。MFイニエスタらスター軍団のヴィッセル神戸に、当時31歳の山下が後半32分に値千金の決勝ヘッドを見舞い、約4万2000人が詰めかけた本拠長居のサポーターを喜ばせた。

今後は未定ながら、クラブには何らかの役職で残る可能性が高い。

◆山下達也(やました・たつや)1987年(昭62)11月7日、兵庫・明石市生まれ。御影工から06年にC大阪入り。11年札幌、12年にC大阪復帰。19年途中から柏に移籍し、22年にC大阪復帰。空中戦と対人プレーが得意なセンターバックで、J1通算149試合7得点。182センチ、77キロ。

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