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【日本ハム】今オフ海外移籍の可能性がある「台湾のピッチャー」こと統一・古林睿煬を獲得調査


日本ハムは、台湾プロ野球のエース投手、古林睿煬(グーリン・ルェヤン)の獲得調査を進めている。彼は最速157キロの右腕で、今季の台湾プロ野球で最優秀防御率を達成。日米の複数球団が注目する中、日本ハムは来季の投手補強として彼をリストアップしている。古林は、アジアプロ野球チャンピオンシップで侍ジャパン相手に好投し、注目を集めた。彼は台湾シリーズ終了後、ポスティングシステムを利用して海外移籍を模索する見込みである。また古林は、日本やメジャーリーグでのプレーを希望している。日本ハムは、台湾への遠征も計画しており、台湾出身の即戦力投手として古林の動向に注目している。

23年11月、日本対台湾 力投する台湾の先発古林

日本ハムが来季の新外国人候補として台湾・統一のエース古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手(24)の獲得調査を進めていることが18日、分かった。今オフに所属球団の承認を条件に海外移籍が可能になる権利を持つ最速157キロ右腕は今季、台湾プロ野球で最優秀防御率のタイトルを獲得。早い段階からマークし、9月には現地で球団幹部らが直接チェックした。この日は去就について明言を避けた新庄剛志監督(52)が続投すれば、勝負の4年目に向けた先発補強候補となる。

侍ジャパン井端監督も「いいピッチャー」と認める逸材だ。昨秋のアジアプロ野球チャンピオンシップで侍ジャパン相手に6回1死まで完全投球を披露。鮮烈な日本デビューにSNSでトレンド入りした「台湾のピッチャー」こそ、古林睿煬だ。日本相手に快投した試合後には「チャンスがあれば憧れの日本や大リ-グに挑戦したい」と話していた。

19日から始まる台湾シリーズに出場する古林睿煬は、同シリーズ終了後に海外移籍が容認されれば、18年オフに王柏融(現台湾・台鋼)が台湾・ラミゴから日本ハムへ移籍した時と同じ海外移籍制度(ポスティング)を利用する見通し。日米複数球団の争奪戦にもなりそうだが、来年3月に球団初の台湾遠征も行う日本ハムは、昨オフに育成で獲得した孫易磊に続いて“ミレニアム世代”でもある台湾出身の即戦力右腕の動向を注視していく。

◆古林睿煬(グーリン・ルェヤン)2000年6月12日、台湾・台中市生まれ。平鎮高中から18年ドラフト1位で台湾・統一に入団。19年に1軍デビューし、21年は史上最年少で開幕投手を務めた。23年は台湾代表としてアジアプロ野球チャンピオンシップに出場。6年目の今季は21試合登板、10勝2敗、防御率1・66で最優秀防御率のタイトルを獲得した。台湾プロ野球での通算成績は70試合登板、32勝15敗、防御率2・48。184センチ、81キロ。右投げ右打ち。

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