【Ｗ杯予選】揺れる韓国が敵地ヨルダン戦で２－０勝利 ピッチ外の雑音いったんは静まりそう

ヨルダン対韓国　後半、シュートを放つ韓国FWペ・ジュンホ（ロイター）

＜ワールドカップ（W杯）北中米大会アジア最終予選：ヨルダン0－2韓国＞◇10日◇第3戦◇B組◇ヨルダン・アンマン

洪明甫（ホン・ミョンボ）監督（55）の選定過程の不透明性などで揺れる韓国が、同予選最大の難関と言われたアウェーのヨルダン戦で、2－0の快勝で乗り切った。

前半38分にMFイ・ジェソンが頭で先制し、後半23分にはMFオ・ヒョンギュが左からドリブルで1人をかわして右足で決めた。

ヨルダンは今年初めのアジア杯（カタール）準決勝で0－2で負けた相手。B組トップシードの韓国に対し、ヨルダンは6チーム中第2シードの強国。最終予選2試合が終わった時点で、韓国同様1勝1分けの勝ち点4だった。

今予選前には、代表監督人事問題などで、洪明甫監督や韓国サッカー協会（KFA）鄭夢奎（チョン・モンギュ）会長（62）が、韓国国会に呼ばれて聴取を受けるなど、ピッチ外の問題でトラブルが続いた。9月にホームで開催されたパレスチナ戦では、ファンからは「洪明甫、出て行け」「鄭夢奎、出て行け」などのコールや横断幕が掛けられていた。

この日の勝利で、ピッチ外の雑音はいったんは静まりそうだ。