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【西武】渡辺監督代行「GMも兼任。けじめをつけるべき時」退団を決断「精いっぱいやった」


楽天対西武 試合後あいさつを終え、引き揚げる西武渡辺監督代行(撮影・河田真司)

<楽天2-2西武>◇9日◇楽天モバイルパーク

西武は9日、渡辺久信GM兼監督代行(59)の退団を発表した。

この日の今季最終戦後に取材に応じた渡辺GM兼監督代行は「交流戦からチームを引き継いで、何とかチームを浮上させたいと思って頑張ってきましたけど、こういう結果になってしまった。自分はGMも兼任していますし、今いる選手のほとんどの獲得にも携わってきているところで、自分の中でしっかり受け止めてけじめをつけるべき時だなと思って、球団には退団を申し上げました」と説明した。

成績低迷に伴い、球団は松井稼頭央監督(48)の休養を5月26日に発表した。監督代行兼任となった渡辺GMは「プロ野球人生をかけて挑んでいきたい」と抱負を口にしたものの、5位に10ゲーム差以上をつけられて3年ぶりの最下位でシーズンを終えた。

この日の楽天との今季最終戦は、延長戦の末に2-2で引き分けた。「最後の試合だったんで勝ちたかったね」と悔しがったが「もう自分のやれることを精いっぱい、今日までやってきた。本当感謝してます」と思い残すことなく別れを告げた。

13年に1軍監督を退いた後、SD(シニアディレクター)や編成部長を経て、19年にGMに就任。今月1日のホーム最終戦では満員のファンを前に「私は誰よりも西武ライオンズを愛しています」と言った通り、熱いチーム愛で西武を引っ張ってきた。球団からは別ポストの打診もあったとみられるが、ここでけじめをつける。「プロの世界で41年間戦い続けてきた。一番苦労をかけた家内にちょっとゆっくりしてもらおうかなと。1週間に1回ぐらい食事でも作りましょうか」と笑った。

また、休養中の松井監督も退団予定。来季1軍監督には西口文也ファーム監督(52)が内部昇格し、ヘッドコーチとして入閣予定の鳥越裕介氏(53)らとの新体制で25年シーズンを迎える。西口新監督について「指導者としてのスキルがもうだいぶ上がってきてますし、何より彼は勝負師だと私は思ってます。そういうところを思い切って采配に振ってほしい」と期待を寄せた。

◆渡辺久信(わたなべ・ひさのぶ)1965年(昭40)8月2日生まれ、群馬県桐生市出身。前橋工で1年夏に甲子園出場。83年ドラフト1位で西武入団。最多勝3度、最高勝率1度、最多奪三振1度。96年6月11日オリックス戦で無安打無得点。97年オフに戦力外となり、ヤクルト移籍。99年から台湾で選手兼任コーチを務め、01年現役引退。04年2軍投手コーチで西武復帰。2軍監督を経て、08年から1軍監督。就任1年目で日本一となり、正力松太郎賞。13年まで監督を務め、19年からGM。今季は成績不振を理由に松井稼頭央監督が休養したことを受け、交流戦から監督代行を兼務した。185センチ、95キロ。右投げ右打ち

▽西武奥村球団社長(来季1軍監督を務める西口監督について)「2軍監督の3年間の経験と実績。また現在のチーム状況や戦力、課題などを認識していただいております。今年は1軍同様に勝利にこだわって、優勝目指してやろうと臨んでいただいて、非常にいい形で最後まで(イースタン・リーグの)優勝を争うことができましたので、その点も考慮しています」

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