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【ルヴァン杯】“トイレの神様”も味方の名古屋MF徳元悠平が3アシストで勝利の立役者に


横浜対名古屋 勝利し笑顔でガッツポーズする名古屋徳元(撮影・宮地輝)

<YBCルヴァン杯:横浜1-3名古屋>◇準決勝第1戦◇9日◇日産ス

名古屋グランパスがアウェーで横浜を3-1と下した。勝利の立役者となったのは、MF徳元悠平(29)だった。55番を背負う男は左足で3アシストした。

前半3分にMF椎橋、同14分にDF三国のゴールをCKから立て続けにお膳立て。後半31分にもスローインを起点に、クロスからFW山岸の得点を演出した。

徳元は「健太さん(長谷川監督)に自信を持っていけって言われた。いいボールを上げられた」と喜んだ。練習では威圧感あふれる長谷川監督が横に立つ中で、プレスキックを蹴っている。「いつも緊張感をもらっています」。

8月半ばにレンタル移籍でFC東京から加入した。出場時間を確保していた中での電撃的な名古屋への移籍。すぐに気持ちを切り替え、明るいキャラクターですぐチームに溶け込んだ。こわもての指揮官も「お前、本当に夏に来たの?っていうか、沖縄(出身)のホンワカした形で和ませてくれる。彼の周りに人が集まるし、チームのコミュニケーションが増えた」と笑顔で振り返る。

チームは8月下旬以降は勝利が先行し、上昇機運に乗っている。まさに徳元効果がチームに出ている。当の本人も「健太さんが思うことをまずしっかりやろうと決めているからこそ、信用して使ってもらっていると思う。夏に入った割には(長谷川監督とも)いいコミュニケーションが取れています」と話す。

この日は3アシストだけでなく、自陣ゴール前から敵陣ゴール前まで、ろうを惜しまぬ運動量で走り続ける。後半37分には横浜にカウンターから決定的シュートを放たれたが、GKランゲラックがセーブ。そのこぼれ球をすぐさま外へ蹴り出したのは徳元だった。すぐにガッツポーズが飛び出し、ランゲラックと手を合わせた。

アウェーの厳しい第1戦に勝利したが、中3日で第2戦を迎える。

「この半年が今後のサッカー人生を変えると思っている。まだ何も成し遂げていない。まだまだ波がああるし、たまたまと言われないように結果を出し続けなければいけない」

J2の琉球、岡山を経て昨年からJ1の舞台にステップアップしてきた遅咲き男。「ウンを付ける」。勝利の験担ぎとしてホーム戦の前には欠かさずトイレ掃除に励む。トイレの神様も味方に、プロとして初のタイトルを視界にとらえた。【佐藤隆志】

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