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【WEリーグ】新潟L上尾野辺めぐみ2連敗も「流れは来る」自身はリーグ通算351試合目の出場


前節でリーグ通算350試合出場を達成し、この日の試合後にサポーターにあいさつする新潟L上尾野辺(右)(撮影・小林忠)

<WEリーグ:新潟0-1千葉>◇6日◇第4節◇デンカビッグスワンスタジアム

アルビレックス新潟レディースがホームで千葉に0-1で屈し、2連敗となった。後半40分にPKで決勝点を献上。リーグ通算351試合目の出場となった38歳のベテランMF上尾野辺めぐみは、現状の課題を指摘しながら、巻き返しを見据えた。

   ◇   ◇   ◇

新潟は押し気味に試合を進めるも、最終盤に一瞬の隙を突かれた。自陣でのパスミスから逆襲を許し、懸命にカバーに入ったところで痛恨のPK献上で敗戦。1勝1分け2敗と黒星先行に、左MFで先発したベテラン上尾野辺は「今は我慢って感じですかね」と厳しい表情。それでも「1個のきっかけ、手応えで状況は変わる。勝てない雰囲気はないので、流れはいつか来ますよ」と前を向いた。

序盤は長いボールをシンプルに放り込む相手の攻撃に耐える時間が続いたが、「我慢すれば自分たちの流れが来るというのはチーム全体で感じていた」。浮足立たずに好機を待ち、前半37分にはペナルティーエリア外から得意の左足で鋭いミドルシュート。ゴールこそならなかったが、懸命に流れを引き戻した。

後半は前線と最終ラインの距離をコンパクトに保ち、ピッチを広く使って攻撃。ペースこそつかんだが、最後まで1点が遠く「パスの出し手と受け手のタイミング、ゴール前の迫力はもっと必要」。開幕戦からパスで選手同士がつながりながら前進するスタイルを出せていない点も念頭に、反省の言葉を並べた。

前節でリーグ通算350試合出場を達成。この日の試合後には、サポーターから祝福を受けた。連敗中で笑顔はなかったが、岡山湯郷などでプレーした中野真奈美が持つリーグ記録365試合の今季中の更新は視界に入る。「目の前にあるので、ケガなく試合に臨める準備をし続けたい」と引き締めた。新潟一筋19年目のベテランは、まだまだ歩みを止めず、勝利を追い求めていく。【小林忠】

○…上尾野辺は神奈川・武蔵丘短大卒業後の06年に新潟Lに入団し、ここまでなでしこリーグ287試合、WEリーグ64試合に出場。大きなケガはなく、最長の離脱は「肉離れの2カ月ぐらい」。日々の練習はクラブハウスに1時間間前に入るなど、自分のペースを維持しており「特別なケアはしていない。人より筋肉が柔らかいとよく言われるが、生まれつき」と両親に感謝した。

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