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【新潟】泥沼4連敗で計15失点と守備崩壊 松橋力蔵監督「アグレッシブさが」鹿島に4失点完敗


サポーターに深々と頭を下げる新潟の選手たち(撮影・小林忠)

<明治安田J1:新潟0-4鹿島>◇5日◇第33節◇デンカビッグスワンスタジアム

アルビレックス新潟はホームで今季初の泥沼4連敗を喫した。6試合未勝利だった鹿島アントラーズに0-4で大敗。序盤に先制を許すと、前半だけで3失点。4点差に開いた後半12分に攻撃の発進地点となるDFトーマス・デン(27)や、オフェンシブなFW小野裕二(31)FW谷口海斗(29)FW太田修介(28)の4選手を一気に投入。流れを引き寄せて何度かチャンスをつくったが、1点も返すことができなかった。チームは直近4試合で15失点3得点。攻守の課題が浮き彫りとなっている。

   ◇   ◇   ◇

迷い込んだトンネルは、長くて暗い。新潟は鹿島のプレー強度、ボールへの執着、そして勝利への執念、全てで下回り、4失点完敗となった。これで直近4戦で15失点(名古屋0-3、神戸2-3、川崎F1-5)。松橋力蔵監督(56)は「ボールを失った瞬間の切り替え、アグレッシブさが欠けていた。ずっと続いていることが改善されないまま。もう少しやり方を考えなくてはならないかな」と悔しさをにじませた。

大敗した前節川崎フロンターレ戦(9月27日)が明けた1日の練習前、松橋監督は選手たちを集めて伝えた。「この状況をチャンスと捉えている選手だけピッチに立ってくれ」。選手たちも思いは同じだった。しかし前半12分、15分と連続失点し、試合の主導権を簡単に受け渡す。大量失点が続く展開にDF舞行龍ジェームズ(36)は「(原因は)俺にも分からない。分かっていたらゼロに抑えている…」と表情は険しかった。

守備崩壊と並行するように、磨き上げてきたビルドアップもアイデアとダイナミックさに欠けた。特に前半は各駅停車のパス回しが続きシュート数は0。「もっと簡単に長いパスを入れたい。スタイルを壊してでも前進すべき」という意見が出る一方「足元でパスをつないで前進するスタイルを簡単に手放してはいけない」と話す選手もいて、狙いはバラバラ。それぞれ違った視点があるのは当然だが、負けが続く状況だけに意思統一が求められる。

中3日で迎える公式戦の次戦9日は、初の決勝進出を狙うルヴァン杯準決勝第1戦をホームで迎える。相手は1週間前のリーグ戦で大敗した川崎Fだ。松橋監督は「また同じ状況が起こるんじゃないかという恐怖心は常に隣り合わせだが、チームというのは1つ、きっかけがあれば一瞬で変わるものだと思っている。そのきっかけをつかむ試合にしたい」。本拠で必ず勝ち流れを変える。【小林忠】

○…主将のDF堀米悠斗(30)は大量失点に「守備陣が踏ん張れなかったことは申し訳ない結果」と反省した。反対に攻撃も90分間でシュート4本に終わった。パスサッカーを壊す部分も必要か。「リスクを負わないために『じゃあ裏にどんどん蹴ろうか』は、それはそれで新潟じゃない。ミスを恐れて(パスを)つなぐことを放棄しない」と20年から積み上げるスタイルを貫くことを強調した。ルヴァン杯準決勝の川崎F戦に向けては「攻めの姿勢を貫きたい」と語気を強めた。

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