千賀滉大、故障明けぶっつけ本番へニヤリ「10球で終わりと言われたら10球。ただそれだけ」

会見を行ったメッツ千賀滉大（AP）

左ふくらはぎ痛で負傷者リスト（IL）していたメッツ千賀滉大投手（31）が、5日（日本時間6日）から始まるフィリーズとの地区シリーズ（5回戦制）の第1戦で先発することになった。カルロス・メンドーサ監督が4日（同5日）、会見で明らかにした。

メジャー2年目の千賀は、キャンプ中に右肩を痛め、開幕以来、リハビリに専念。7月26日のブレーブス戦で復帰したものの、6回途中、左ふくらはぎを痛め、途中交代。その後は、ポストシーズンでの復帰を目指して調整を続けてきた。今季は、わずか1試合、5回1／3を投げて2安打2失点9奪三振。1勝0敗、防御率3・38。それでも、首脳陣の信頼は強固だった。「どのタイミングでも、お前が投げられる状態をつくれるなら、こっちは使うよと言ってくれていた」。

メ軍は前日、ワイルドカードシリーズでブルワーズに劇的な逆転勝ちを収め、同シリーズを突破。「10球で終わりと言われたら10球。200球と言われたら200球。ただ、それだけだと思います」。故障明けのぶっつけ本番ながらも、千賀は敵地フィラデルフィアでのマウンドへ向けてニヤリと笑った。