<アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):川崎F0-1光州>◇1日◇1次リーグ東地区◇第2戦◇U等々力
光州FC(韓国)が敵地で川崎フロンターレに1-0で競り勝ち、2連勝でリーグ首位に立った。
チームを率いるイ・ジョンヒョ監督は試合後の川崎Fの振る舞いに感嘆した。試合終了のホイッスルが鳴り、整列後、川崎Fの選手たちが光州サポーターへあいさつへ向かった。その場面を振り返り「今まで見たことがない。こういったカルチャーはすばらしい。川崎Fの選手、ファン、サポーター、スタッフの方にも感謝している」と思いを口にした。
試合は、前半のPKから奪った1点を守り抜いた。初のアジアの舞台で「勝利のために全力をささげてくれた選手に感謝したい」とたたえた。
ポジションチェンジやシステム変化で相手を惑わし、前半からペースを握った。守備でも試合開始からのプレスがハマり、同19分に相手のビルドアップのミスを突いてPKを獲得。同21分にMFヤシル・アサニが冷静に決めて先制に成功した。
後半は何度も決定機をつくられたが、ゴール前で体を張り、失点を許さなかった。指揮官は「スペースをどう使うか準備してきた。誰がどうスペースを使うのか、我々のスタイルをどう貫くかを重視していた」とアウェーでも信念を突き通して勝ち切り、満足げだった。【佐藤成】